エコ de みなとく

イベントレポート特集

「森をつくるケンチク」を開催しました

日付:3月9日

3月9日(水)、建築家で京都造形芸術大学非常勤講師の湊泰樹さんを講師にお迎えし、写真家の廣瀬真也さん司会のもと「森をつくるケンチク」を開催しました。

前半では、戦後からこれまでの林業の歴史と現在の森の問題について、また建築の視点から見た木材の種類などについてお話がありました。

木材は戦後の復興に伴い需要が高まり、不足して高騰を続けていたため、拡大造林(広葉樹からなる天然林を伐採しスギやマツなどの経済価値の高い針葉樹林に置き換えること)が行われたそうです。

しかし昭和30年代に木材輸入が自由化し、外国から安い木材が入ってきたこと、燃料革命により家庭燃料が電気・ガス・石油に切り替わりエネルギー源としての木材の価値が薄れたことで、次第に国産材のニーズが減ってしまいました。それに伴い林業の担い手や、国産材利用の割合が減少してしまっている、というお話でした。

講座の後半では、間伐材を建築に生かした事例などが紹介されました。
森は、定期的に間伐して密度を調整することで健全な木が生え、豊かに育ちます。また間伐を行うことで、土砂災害を起こしにくくするほか温暖化防止機能も高くなります。
この間伐材を使って幼稚園の遊具や家庭用キッチンを作ったり、間伐された森が保育園児たちの自然学習の場となったり、さらには伐採の際に出る「おが粉」によって森・畜産・農業の連携が生まれたり、といった事例などを話してくださいました。

司会の廣瀬さんのご提案で、講座の前後や休憩時間を使って、参加者の有志で壁に貼られた紙に思い思い自由に森の絵を描きました。

国産材を積極的に建築などに活用することで、日本の森が健全に守られる、ということを改めて気づかされた有意義な講座でした。

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