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【終了しました】海と魚の現状を知ろう!~持続可能な漁業から学ぶ~  

2022年2月3日(木)実施

日本は海に囲まれた島国で、人々は海の恩恵を受けて暮らしています。しかし近年、乱獲や違法な漁業、環境変動などを理由に、水産資源は枯渇の危機に瀕しています。三陸の若手漁業集団であるフィッシャーマン・ジャパンから持続可能な漁業、サステナブルシーフードなどについて学び、私たちにできることを考えます。

日時2022年2月3日(木)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場オンライン(Zoomミーティング)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした小学生以上の方(小学生は保護者同席)
講師島本 幸奈氏(一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 事務局)

【プロフィール】
東日本大震災のボランティア活動を通じて石巻へ。ガレキだしや炊き出し後、特産物を売り出すインターネットショップ石巻元気商店の店長を務める中で、漁師たちに出会い、生産の現場に触れる。海とともに生きる漁師たちの想いに共感し、「フィッシャーマン・ジャパン」立ち上げメンバーの1人として関わる。主に担い手育成事業を担当し、親方漁師と担い手をマッチング・漁業専門求人サイト運営・漁師学校の開催・シェアハウスの運営などを行い、これまで50名以上の漁師になりたい若者の受入れに関わる。
定員40名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
日本の水産業は、1985年頃をピークに生産量が減少しているそうです。その理由の一つに、獲り過ぎによる水産資源の減少があるそうです。一方で、ノルウェーやアラスカなど、水産業が発展している地域では、厳格な資源管理を行うことで、漁場が復活している現状もあるそうです。日本でも2020年に漁業法が改正され、TACという、魚種ごとに年間の漁獲量を定め、水産資源の適切な保存や管理を行う制度により、水産資源管理を正しく行うことが義務化され、水産資源の回復や保護に努めているそうです。
また、消費者が水産物を購入する際にできる取組として、サステナブルシーフードという認証制度について学びました。サステナブルシーフードとは、資源管理や環境・社会にも配慮した持続可能な方法で生産(漁獲・養殖)された水産物のことで、「MSC認証」は天然の水産物を、「ASC認証」は養殖の水産物を対象とするそうです。
講座を通して、適切な水産資源管理を行い、環境や資源管理に配慮された水産物を選ぶことが、海の未来を守ることにつながることを学びました。


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