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【終了しました】国産材でスピーカー作り

2023年3月5日(日)実施

国産材を使って、スマホスタンドにもなるウッドスピーカーを作ります。内部で音が反響する作りになっているため、スマホを立てて音を流すと、電源不要のスピーカーになります。レクチャーでは、国産材が使われなくなった原因や、その結果森が放置されることで起きている様々な問題について学びます。国産材を使うことが環境保全や社会配慮、SDGsとどのようにつながっているかについても考えます。また、社会情勢と木材の関わりについて学び、変化する社会の中で木材をどのように利用していくべきかを解説します。
木のモノづくりを通して、そのぬくもりを感じ、国産材を使うことの大切さを考えましょう。

※講座ではカンナを使用します。

日時2023年3月5日(日)13:30~15:00(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の中学生以上の方
講師新木場座
定員12名(抽選)
参加費2,500円
持ち物筆記用具、スピーカーを持ち帰る用の袋(サイズ…高さ10cm×幅11cm×奥行11cm程度)

【当日の様子】
まず最初に、社会情勢と木材の関係について説明がありました。コロナ禍が木材に与えた影響として、木材の需給のバランスが崩れ、価格がそれまでの倍以上となる「ウッドショック」があります。また、ロシアとウクライナの戦争により、ロシア材の輸入も難しくなっているという影響もあるとのことです。また、国産材においても、上記社会情勢の影響により需給のバランスに変化が生じ、木材の部位によっては従来よりも安い価格で流通している現状があります。そのような状況が続くと、本来の木材価格で売れないため伐採できなくなり、山を管理する予算が確保できず荒廃する、という状況になってしまうとのことです。その後、私たちにできることとして、山に行く、DIYをするなど、自然との関わりを持ち、楽しいと思えることを続けることが大切であると説明がありました。
実習では、国産材のスギの板を貼り合わせ、スピーカーを作りました。木の手触りや香りを感じながら制作することができました。材料の板には、一部フローリングとして使われていたものが再利用されているとのことです。
講座を通して、木に触れ合ってぬくもりを感じ、社会と木材の関りについて学ぶ機会になりました。


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