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【終了しました】海藻標本作り

2023年8月8日(火)実施

海藻の生態について、図鑑を使いながら学びます。また、学名などをラベルに記入し、オリジナルの海藻標本を作ります。東京湾に生育する海藻についてや、海の環境と生物の関係についても学び、生物多様性の大切さについて考えましょう。

日時2023年8月8日(火)14:00~15:30(受付は9:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生
講師神谷 充伸氏(国立大学法人 東京海洋大学 教授)
定員12名(抽選)
参加費500円
持ち物筆記用具

【当日の様子】
まず最初に、クイズを通して海藻の種類について学びました。海藻と植物の違いについても説明がありました。植物は根から水や養分を吸収しますが、海藻は体全体で吸収することができます。また、光合成により水や空気をきれいにし、魚など様々な生きものの食べ物や住処になるため、海の生態系にとって重要な存在とのことです。しかし近年は、地球温暖化に伴う水温上昇や水のにごりによる太陽光の減少、ウニなどの食害により、「磯焼け」と呼ばれる、海藻が生えない現象が増えているそうです。解決策としては、牡蠣の養殖などによる水質浄化やフェンスの囲いによるウニの侵入防御などがあると説明がありました。
次に、乾燥させた海藻を台紙に貼り付け、海藻標本を作りました。採取した場所と日付をラベルに記入し保存することで、生態系の記録として大切な資料になると説明がありました。
この講座を通して、生物多様性と、生態系のバランスを守ることの大切さについて学びました。


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