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【終了しました】すべての動物に思いやりを~畜産動物の現状~ 

2020年10月28日(水)実施

私たちが口にしている鶏・豚・牛など畜産動物の飼育方法は、劣悪な環境であることが多いです。その現状や、アニマルウェルフェアという考え方を学びます。また、世界の取組と、日本の状況について解説します。
畜産動物の餌として生産される大豆増産による森林破壊や、化学肥料による地域の人々への被害についても触れます。
食の消費や動物との共生について、意見交換しながら私たちができることを考えましょう。

10月19日(月)~28日(水)の期間、関連の展示を行います。

※講座中に怪我をした動物や死骸が映った動画を視聴します。

※アニマルウェルフェアとは…世界の動物衛生の向上を目的とする政府間機関である国際獣疫事務局(OIE)の勧告において、「動物の生活とその死に関わる環境と関連する動物の身体的・心的状態」と定義されたもので、家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要とされています。(農林水産省ホームページより引用 https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/animal_welfare.html

日時
2020年10月28日(水)18:30~20:00(受付は18:15~)    
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の中学生以上の方を中心にどなたでも
講師岡田 千尋氏(認定NPO法人アニマルライツセンター 代表理事)

【プロフィール】
2001年からアニマルライツセンターで調査、キャンペーン、戦略立案などを担い、2003年からアニマルライツセンターの代表理事を務める。
主に、卵や肉などの食べ物として扱われる動物、毛皮やアンゴラなど衣類素材として扱われる動物を守るための活動や、日本全国のアニマルライツの行動ネットワークづくり、エシカル消費の推進を行う。2005年から開始した毛皮反対キャンペーンでは、10年間で日本の毛皮消費量を80%減少させてきた。
ヴィーガンでエシカルな情報発信サイト『Hachidory』や、畜産動物のアニマルウェルフェア情報http://www.hopeforanimals.org等のサイトの運営も行う。
公式サイト https://arcj.org/
定員20名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
まずアニマルウェルフェアの基本原則を学びました。その後、鶏や豚の飼育方法について説明がありました。日本では99%以上がワイヤーでできた金網の中に鶏を入れ、それを連ねて飼育する「バタリーケージ」方式で飼育しており、鶏にストレスを与えるだけでなく、運動不足により骨が弱くなったり、狭いケージでケガをしたり、多くの問題が起きています。EUでは2012年からバタリーケージ廃止の動きが進み、現在では50~100%がケージフリーに移行しています。
屠畜(とちく)方法について解説があり、日本はその方法も世界に遅れをとっていることを学びました。また、畜産・水産で行われる大量の抗生物質投与は、新たな薬剤耐性菌が生まれるリスクが増大するという、食の安全についても説明がありました。
畜産動物の飼料に使う大豆・とうもろこし生産による熱帯雨林の減少・生物多様性の破壊についても解説があり、畜産動物の大量生産・消費が環境とも繋がっていることを知りました。
講座を通して、アニマルウェルフェアの考えを理解し、食の消費を考え直す機会になりました。

※屠畜(とちく)とは・・・食肉用の家畜を殺すことです。
※薬剤耐性菌とは・・・抗生物質の過剰・不適切投与により、薬に対する抵抗力が高くなり、薬が効かなくなった細菌のことです。

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