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【終了しました】農地で発電!ソーラーシェアリングを学ぼう

2025年1月14日(火)実施
近年、日本の農業が抱える問題の解決策として「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」が期待されています。ソーラーシェアリングは、農地に支柱等を立てて、その上部に設置した太陽光パネルを使って日射量を調節し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組です。後継者不足や経済的な理由で農地を手放す農家が増えている中、太陽光発電による安定収入は、農家の収入を支え、新規就農へのハードルも下がると言われています。この講座では、2013年に全国で初めて農地にソーラーシェアリングを設置した「ソーラーシェアリング上総鶴舞」代表の高澤真氏を迎え、ソーラーシェアリングの仕組みや利点、現状の課題について解説します。地域の人たちと行う竹林活用の活動事例も紹介し、エネルギーと食の自給自足を含めたこれからの地域コミュニティや持続可能な都市と農村の関係について学びます。
【関連講座のご案内】
再生可能エネルギーがテーマの関連講座を行います。詳細は以下リンクをご覧ください。
1月28日(火) 18:30~19:45 「【オンライン】ホットな地熱発電」
本講座と合わせて是非ご参加ください。
日時 | 2025年1月14日(火)18:30~20:00(受付は18:15~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方(区外の方も参加できます) |
講師 | 高澤 真氏(ソーラーシェアリング上総鶴舞 代表)![]() 【プロフィール】 千葉市原市出身。旅行会社、学習塾講師を経て、東湘物産株式会社専務取締役を20年。環境関連事業、バイオマス活用アドバイザーとして活動。2013年に実家の畑にソーラーシェアリング上総鶴舞を設置、全国への普及活動もしている。また、里山と林業の再生を目的とした「ちば里山・バイオマス協議会」の代表、市原市バイオマス利活用推進協議会の委員も務める。 |
定員 | 20名(先着) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
まず最初に、ソーラーシェアリングを設置した背景、設置方法、苦労した点などの紹介がありました。また、ソーラーシェアリング設置後の農作物の収量について、太陽光パネルにより日陰が増えたものの、設置前とほとんど変わらないと説明がありました。特にサツマイモは、太陽光パネルが夏の高温対策や水分の蒸散防止の役目を果たすため、収量がアップしたとのことです。その他、太陽光パネルのリサイクルの仕組みと現状、地域住民や都市部の人との交流や活動、食料とエネルギーを供給するこれからの農家の役割などについて説明がありました。
参加者からは「畑と太陽光パネルは相容れないものと思っていたが、二つを両立させる夢のある仕組みだと感じた」「太陽光パネルのリサイクルについても積極的に活動されていて共感できた」「ぜひ現地に行って見学してみたいと思った」などの感想がありました。
講座を通じて、ソーラーシェアリングについて学び、食とエネルギーの自給自足や都市と農村の関係について考える機会となりました。

