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イベントレポート

講座・暮らしのあかり~「過去・現在・未来」~を開催しました。

日付:3月18日

2016年3月18日(日)、講座・暮らしのあかり~「過去・現在・未来」~を開催しました。

今回の講座は、本日から開催の「これからの『あかり』ー子どもたちが安心して暮らせる社会のためにー」の展示に合わせて、港区在住の照明デザイナーの石田聖次さんに、これまで20年間に手がけられたお仕事の中で得られた経験、知見から、石田さん自身が考えるこれからの「あかり」のあり方について、エコロジーやユニバーサルの視点からお話しをしていただきました。

1960年代以降、蛍光灯が急速に普及し、夜でも昼のように明るい暮らしが当たり前のようになりました。特に1980年代後半から90年の初めのバブルの時代は、各ホテルや商業施設などが、競って輝くほど明るい豪華なシャンデリアを設置し、石田さんも当時は「シャンデリアの価値=照明の価値」と思えるほどだったとのことでした。しかし、1990年代後半に、偶然、ある国定公園の照明の設置に関わられたのを契機に、従来の公園全体を明るくする照明では、落葉樹の葉が落ちなくなったり、植物の生育にも変化が見えたりと生態系に大きな影響を与えている現象を目の当たりにして、これからは、すべての場所を明るくするのではなく、LEDを活用して目的の場所以外は光を抑える「適光適所」という、「生態系へ配慮した照明」を考えるようになられたとのお話がありました。

また、従来の照明には、ユニバーサルの考え方があまり考慮されていなかったのではとの疑問を持たれ、たとえば、今まで人の年齢層による視覚について、本来は乳児や子ども、あるいは高齢者と、青年の視覚は同じでないことから、それぞれに配慮した照明のあり方が必要との考え方に至ったとのことでした。さらには、現在は地域性や昼間と夜間など時間帯にも考慮した調光システムの導入を提案されているとのことでした。
そして、視覚障がいの方に対して、これまでは照明を2~3倍明るくすることが最適と考えれていたものを、実際にモニター調査にも立ち会われたところ、視覚障がいのタイプによって、明るすぎると目が痛くなる方もいらっしゃたため、一番見やすい「あかり」について研究された結果、現在では、次に行かれる場所を安全に誘導するような照明の設計を心がけているとのお話しが聞けました。
実際に、設計に携わった方ならでは視点で説明され、最後には質疑応答にも丁寧に対応していただき、講座は終了いたしました。

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