エコ de みなとく

イベントレポート

ネイチャースクールお台場 を開催しました。

日付:5月13日

2017年5月13日(土)、ネイチャースクールお台場 を開催しました。

講座当日は朝から雨が降り、残念ながら予定されていたお台場海浜公園でのプログラムから、エコプラザ館内でお台場の海や海洋ゴミについて学ぶ講座へと変更になりましたが、屋内の講座でも、参加した子どもたちは、海についてたくさんのことを学習することができました。

講座の前半では、まず、朝採集してきたお台場の海にすんでいるプランクトンや生き物を、じっくり顕微鏡で観察しました。今回使用した高性能の実体顕微鏡は共催のオリンパス株式会社のご提供で、顕微鏡のプロである同社田中隆明さんに顕微鏡の使い方を教わり、ミクロの世界を観察。顕微鏡でのぞいてみると、ミジンコや甲殻類(カニ・エビ)の子どもなど、そこには様々な生き物が元気に泳いでいました。今回特に多く見られたのが赤いプランクトンで、これは現在お台場の海で、陸から栄養がたくさん流れ込んだ影響による赤潮の現象が起きているためだそう。赤いプランクトンが大量発生すると、海中の酸素が大量に消費され、他の生き物たちが酸欠になってしまい死んでしまいます。それを防ぐためには、私達の生活排水などからなるべく有機物(汚れ)が出ないようにして、海の水をきれいに保つようにしなればなりません。例えば油のついたお皿を一度不要な布で拭いてから洗うなど、小さな心がけをみんなで実践すれば、大きな変化につながりますね。

後半は、今、海洋生物に多大な被害を与えている海洋ゴミについて学びました。
特定非営利活動法人OWSの横山耕作さんを講師に迎えて、実際の横山さんの環境保全のフィールドワークのお話や、横山さんが回収したたくさんのプラスティックゴミを見せてもらいながら、現在海洋ゴミがどのように動物たちに影響を与えているのか、お話を伺いました。
とある島にすむ鳥は、子育ての際、親鳥が好物のイカと思い誤って食べてしまったプラスティックを、ひな鳥に口移してしまい、そのひな鳥はおなかにプラスティックをたくさん詰まらせて死んでいるといいます。その他にも海中に漂う漁網などが、大型動物にからまってしまい、もがいている様子なども見られ、悲惨な現状を目の当たりにして、参加者からはかわいそうという声が聞こえ、「そんな海で起こっている現状に対して、私達には何ができるだろうか?」という横山さんの質問に、「ゴミを再利用する」や「少しでもゴミをへらす」、「ゴミ拾いに協力したい」など、できることは何かを真剣にみんなで考えました。
最後に横山さんから、「便利な生活になれた私達の身の回りから、ゴミやプラスティック製品を100%なくすことはできないけれど、ゴミを所定の場に捨てたり、買い物時にエコバッグを利用するなど、少しずつでもできることはある。これ以上被害を拡大させないためにも、まずは現状を多くの人が知ること、これがとても大切」というお話があり、とても印象的でした。
あいにくの雨模様で、お台場へは行けませんでしたが、しかしお台場の海や、お台場から世界へつながっている海のことをたくさん学んだ1日となりました。
また7月には、エコプラザにて当講座で共催いただいたOWSによる「海洋ゴミについて考えよう」の展示があり、海洋ゴミの現状や実際に海で回収されたゴミを展示予定ですので、ぜひご覧ください。これからも未来に美しい海を残していくために、今海で起こっている問題を一緒に考えましょう。

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