ECOキャンパス講座「春の浜離宮恩賜庭園自然観察会」を開催しました

2019年4月27日(土)
日本自然保護協会東京連絡会(NACOT)の自然観察指導員を講師に迎え、「春の浜離宮恩賜庭園自然観察会」を開催しました。
浜離宮恩賜庭園の歴史について説明の後、3名の講師と3班に分かれ、観察会を行いました。植物や生き物について解説があり、芝生では、タンポポ、ヘビイチゴ、シロツメクサの花が咲き、珍しい日本在来のタンポポを観察しました。日本全土に広がる西洋タンポポは、虫がいなくても自家受粉ができるため一年中咲いていますが、日本在来のタンポポは自家受粉ができないため、虫がいる春にしか咲かないそうです。他に、ツツジにはアゲハチョウが、藤にはクマバチが来て蜜を吸う様子を観察しました。 受粉を助けている虫は花の形態を区別し、どの花の蜜を吸うのか選ぶことを知りました。ムラサキケマンという植物を触ると、 房がはじけて種が飛ぶ瞬間が見られました。植物の花がさまざまな方法で受粉し、実をつけ、種を運び生きている姿を学んだと同時に、都会の身近な環境にある豊かな自然や多様性に直接ふれることのできる貴重な機会となりました。

ECOキャンパスとは


ピックアップ記事