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【終了しました】古代の植物でテラリウムをつくろう

2024年8月5日(月)実施

シダ植物は、地球上の植物の中でもとても古い種類です。今から約3億5,000年前、シダ植物は地球上に初めて大きな森を作りました。その森が沢山の二酸化炭素を吸収し酸素を生み出したため、地球の気温は7℃下がり、気候変動を起こしたともいわれています。そして枯れたシダが積み重なり、泥炭というを土を生み出しました。これが化石となったものを近代には人間が石炭として使用していました。シダは地球環境を大きく変えただけではなく、人間の暮らしを支えていたのです。
この講座では、シダと苔をガラス瓶の中に植え付け、テラリウムを作ります。植物がどのように生きているのかや自然環境の変化について学びましょう。

日時2024年8月5日(月)13:30~14:30(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生(小学2年生以下は保護者同伴)
講師加藤 卓氏(グリーンアドバイザー)
定員10名(抽選)
参加費1,500円
持ち物汚れてもよい服装、持ち帰り用の袋(容器のサイズ…横17cm×奥行13cm×.高さ15cm程度)

【当日の様子】
今回使用するシダ植物について説明がありました。シダは人間が地球に生まれるはるか昔の約3億5,000年前から地球に存在し、当時のシダの樹高は30mもあったそうです。大きなシダが光合成により沢山の酸素を生み出したことで、気温が下がり気候変動を起こしたともいわれています。また、現代でも火力発電の燃料として使用している石炭はシダなど植物の化石であり、私たちの暮らしに不可欠な存在です。
ワークショップでは、プテリスというシダの仲間とハイゴケをガラス瓶に植えこみ、テラリウムを作成しました。シダは湿った場所を好むため、瓶のふたを閉め多湿な環境を作ることで元気に育つことができます。
私たちの生活は植物が生み出す酸素など、生態系循環に支えられており、自然と共生していくことの大切さを学びました。


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