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【終了しました】エコプラザ春まつり2025

2025年3月29日(土)実施
自然素材を工夫して生活に取り入れてきた日本工芸をテーマに、ものづくりやトークショーなどを行います。春休みの1日をエコプラザで楽しく過ごしてみませんか。申込み不要ですので、是非お立ち寄りください。
※「自然や暮らしと共にある伝統的工芸品~スペシャルトーク~」のみ事前申込みを受け付けます。空きがある場合、当日受付も可能です。
【整理券配布について】
各ブース参加整理券配布を、下記の通り行います。
・整理券を講座当日の前半・後半の2回に分けて配布します。
前半の①~④の回を11:30から、後半の⑤~⑧の回を13:30から配布いたします。
・開館前(9:30前)に並ぶことはご遠慮ください。
・お待ちの人数が50名以上になった場合は、配布予定時間前に配布を行うことがございます。
・残席がある場合は各ブースで配布いたします。
・11:30~/13:30~の各配布時、講座参加者ご本人にお渡しします。(1講座まで)
・希望者多数の場合ご参加できないこともございます。

丸太であそぼう!〜東京の丸太から生まれたおもちゃたち〜
檜原村の間伐材でできたぶんぶんゴマ、まるたぽっくりなどのおもちゃで遊びます。また、森と空、川、海はつながっていて、豊かな森は私たちの暮らしに欠かせないものであることを学びます。木の手触り、香りを感じながら楽しみましょう。


日時 | 12:00~16:00(各回30分程度) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | どなたでも |
講師 | 東京チェンソーズ 森デリバリー |
定員 | 各回8名 (混雑時は入場制限でお待ちいただく場合があります。また、希望者多数の場合ご参加できないこともございます。) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
丸太の年輪を数えて樹齢を当てるクイズや、丸太かつぎの遊びを通じて、木の大きさや手触り、重さを体験しました。また、ぶんぶんゴマやまるたぽっくり、木ンパス(クレヨンで絵を描くことができる丸太)などの遊びを通じて、木に親しむことができました。レクチャーでは、檜原村の紹介や、間伐の必要性について説明がありました。また、丸太に直接書かれた木取図を見て、木がどのように木材になるか学びました。
遊びを通じて木や木材について学ぶ機会になりました。



●有料●張り子ブローチをつくろう!
古くは300年の張り子技法の伝統が受け継がれてきた福島県郡山市の工房から職人さんがやって来ます。張り子は和紙を型に張り重ね、乾いてから中の型を抜き取り、顔料などで色付けされた天然素材の細工物です。その技法を糧に、和紙の魅力を活かしつつ新しい張り子作りにも挑戦中の工房が手掛けるオリジナルの張り子に、絵具で絵付けをして、ブローチを作ります。

日時 | ①12:00~12:30 ②12:30~13:00 ③13:00~13:30 ④13:30~14:00 ⑤14:00~14:30 ⑥14:30~15:00 ⑦15:00~15:30 ⑧15:30~16:00 |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | どなたでも |
講師 | 郡山KARAPPO デコ屋敷本家大黒屋 |
定員 | 各回10名 (混雑時は入場制限でお待ちいただく場合があります。また、希望者多数の場合ご参加できないこともございます。) |
参加費 | 1,000円 |
【当日の様子】
張り重ねられた和紙の感触を手で感じながら、張り子にどんなデザインを施すか考えたり、講師に相談する様子が見られました。映像によるレクチャーでは、こうぞの皮から作られた和紙や胡紛(貝殻を焼いて小さくすり潰したもの)とにかわを混ぜて作る塗料についての説明などがありました。参加者からは「福島県の工芸品の存在を知る事ができ、意義がありました」との感想がありました。



革はぎれで小物作り
普段使わずに捨てられる革製品の端切れを使って、小物を作ります。リサイクルとモノ作りの楽しさを体験しましょう。


日時 | 12:00~16:00(各回30分程度) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 4歳~小学生(保護者はお子様から離れて見学していただきます) |
講師 | 山中 好信氏(革職人、「エコで革小物を」主宰) |
定員 | 各回5名 (混雑時は入場制限でお待ちいただく場合があります。また、希望者多数の場合ご参加できないこともございます。) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
専用の針を使って革に糸を通し、ペンケースや小銭入れなどの革小物を作りました。使用した材料は、革製品メーカーなどで廃棄される端切れを再利用したものです。また、お菓子の包装紙やカップ麺のフタの紙を革の表面に貼り付けて作成する革小物作りを通して、「ごみをごみにしない」「つくる責任、つかう責任(SDGs目標12)」を伝える取組の紹介もありました。リサイクルやものづくりの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。



蚊帳(かや)をアップサイクル
蚊帳(かや)生地の歴史は奈良時代までさかのぼり、麻や木綿などで粗く織る奈良県の伝統技術です。その技術によって織られた生地は虫よけ用の布として使われていましたが、風通りがよく洗った後の乾きが早いことなど、日常着にも適しています。そのような蚊帳織りの製品作りの工程で発生する端材を使い、自由な発想でリボンなどの小物を作りましょう。

日時 | 12:00~16:00(各回15分程度) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | どなたでも |
講師 | 文化学園大学 |
協力 | 有限会社 井上企画・幡 |
定員 | 一度につき4名 (混雑時は入場制限でお待ちいただく場合があります。また、希望者多数の場合ご参加できないこともございます。) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
蚊帳は夏の必需品であり、風を通しつつ虫を侵入を防ぐため多くの人に愛用されていましたが、殺虫剤やクーラーの普及等により需要が減少し、生産は衰退していきました。ですが、蚊帳織りの生地は通気性がよいこと、使用するほど柔らかく肌ざわりがよくなること、土にかえり環境に負荷が少ない素材であることなど多くの特長があるため、服や生活雑貨などの製品として展開されています。その製品作りの過程で発生する端材でシュシュやチューリップの飾りを作りました。
古くからある伝統の織物が現在も活用されていることを知り、更に端材も無駄にすることなく新たなものによみがえらせる楽しさを体験しました。


●有料●ミニ箒作り体験
無農薬で育てたホウキモロコシを使って、手のひらサイズの小さな箒を編み上げる過程を体験します。自然素材で作られた箒を手作りすることで植物の活用や、持続可能な生活について考えてみましょう。

日時 | ①12:00~12:30 ②12:30~13:00 ③13:00~13:30 ④13:30~14:00 ⑤14:00~14:30 ⑥14:30~15:00 ⑦15:00~15:30 ⑧15:30~16:00 |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 小学生以上 |
講師 | 株式会社まちづくり山上 |
定員 | 各回2名 (混雑時は入場制限でお待ちいただく場合があります。また、希望者多数の場合ご参加できないこともございます。) |
参加費 | 1,100円 |
【当日の様子】
箒の原料となるホウキモロコシについて説明を受け、穂と茎の触感や香りを楽しみながら、編み上げました。掃除機が使われる以前は、箒や雑巾などで掃除していましたが、現代の暮らしでも工夫して使用することで節電につながります。日本の伝統的な素材を生かした物作りを体験し、自然と共に暮らす知恵を学びました。


自然や暮らしと共にある伝統的工芸品~スペシャルトーク~
「伝統工芸品」と聞くと、高価で遠い存在に感じるかもしれませんが、生活のために自然から材料をもらって作られる、日本人の暮らしを支えてきた身近な生活道具です。また、材料を無駄にしない工夫や修理して使い続ける、ものを大切にする日本文化のひとつでもあります。東西南北に長く寒暖の差が大きい日本では、育つ植物や適した材料にも違いがあるため各地の特性が表れています。共通しているのは自然からもらい、使えなくなった場合は自然に還ることです。そのことが石油由来などの製品との大きな違いです。今回は「こんな意外な材料が使われている!」「唇で感じる伝統工芸品?」「グローバル時代だからこそ光る!」など様々な視点から伝統工芸品の魅力にせまり、伝統工芸品を身近に感じ、もっと知りたくなるお話しをします。実際の製品もご覧いただけます。是非お立ち寄りください。

日時 | 14:00~14:45(受付は13:45~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | どなたでも(小学校3年生以下は保護者同伴) |
講師 | 一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 |
定員 | |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
まず最初に「伝統的工芸品」とは何かについて説明がありました。伝統的工芸品は100%天然素材でできており、作業の工程でも自然の力を借りることがあります。例として、和紙を作る際に原料のコウゾを雪にさらして漂白したり、手描き友禅では、色止めに使用する米ぬかの余剰分を川でさらして洗い流す方法が紹介されました。また、虫の音を聞くための虫かご、風を音で感じることで涼しさを演出する風鈴などは音で季節を楽しむ日本独特のものだそうです。更に、使う人のことを考え器や箸などは体や手のサイズに合わせて作られていること、金継などの手法を用いて修理して大切に長く使うことなども特長です。
便利で安価なプラスチック製品が増えたことで、漆器などの食器に触れる機会が減る一方、給食食器に地元の漆器を取り入れている地域もあります。プラスチックの食器を使った食事とのおいしさの違いを感じることができるそうです。
会場では様々な伝統的工芸品が展示され、その精巧さや自然素材ならではの手触りを感じることができました。
伝統的工芸品の魅力を知り、自然素材のものを生活に取り入れることの豊かさを改めて考える機会になりました。


