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【終了しました】ファッション業界における環境保全vol.3~映画『ザ・トゥルー・コスト 』上映会~
2020年11月7日(土)実施
ファッションと環境保全の関係について考える全4回の講座です。
第3回目は、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起するドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト 』を鑑賞します。
この映画は、2013年4月に、バングラデシュ・ダッカのラナ・プラザという縫製工場が倒壊し、1,100人以上の死者、負傷者2,500人以上の大惨事となった事故をきっかけに作られました。
服の価格が低下する一方で、環境や人が支払う代償は大幅に増えてきました。
その事実を学ぶことで、服の消費について見つめ直します。鑑賞後は、意見交換しながら私たちにできることを考えましょう。
日時 | 2020年11月7日(土)14:00~16:00(受付は13:45~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学の中学生以上の方を中心にどなたでも |
定員 | 20名(先着) |
参加費 | 無料 |
持ち物 | 筆記用具 |
【当日の様子】
映画では、先進国の服の生産拠点が自国から海外に移り、より安い値段で作るようになった流れが紹介されました。その結果、多くの生産者が長時間・低賃金労働を強いられています。この映画が作られるきっかけとなったバングラデシュの都市ダッカにあるラナ・プラザ縫製工場の倒壊事件の映像も交え、さまざまな工場の様子や生産者のインタビューが映されました。また、服の材料となる綿花栽培は、早く多く生産するために、大量の農薬が使用されている現状を学びました。農薬の被害は生産者や動植物、土にまで及びます。
寄付としてアフリカ諸国などに送られた服が、消化しきれず大量に廃棄されている問題にも触れました。
鑑賞後は参加者同士でグループディスカッションを行い、感じたことや考えたことを共有しました。
映画の鑑賞を通して、大量生産と大量消費について疑問を持ち、生産者や地球環境への負荷を考えた上で服を選択する重要性を学びました。