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【終了しました】森をまとう。あたらしい木のぬくもり展~つつまれる、ふれる、つながる。~
2022年2月5日(土)~3月2日(水)実施
「森をまとう」をコンセプトにした、樹木から生まれたファブリック「樹木布」や「ミスト」、木材パルプの紙管や間伐材(竹やスギ、ヒノキなど)、壁やテーブルなどを使った空間展示です。木につつまれ、ふれられる体験型の展示を通じて、草木の恵みを活かした様々な木のぬくもりを感じ、楽しみましょう。
エシカルな暮らし、自然との共生のありかたについて、未来を想像してみませんか。
2月5日(土)は関連講座を実施します。詳細はこちらをご覧ください。
2月5日(土)、6日(日)、3月2日(水)は講師が展示会場にて、講座及びギャラリートーク時間外に随時展示の解説を行います。是非ご来館ください。
【※終了しました※ギャラリートーク開催のお知らせ】
下記日程で、縁樹の糸(ENGI no ITO)代表、加藤貴章氏によるギャラリートークを行います。
展示の解説や、自然と共生する暮らしについてお話しします。
日時 | 2022年2月6日(日)14:00~14:30(受付は13:45~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも(小学3年生以下は保護者同伴) |
定員 | 15名(先着) |
参加費 | 無料 |
【ギャラリートークの様子】
展示されている布や製品は、主に吉野山・高野山の間伐材や倒木に加え、仏像を作る際に出た端材などから細い繊維を取り出し和紙状にして制作したものだと説明がありました。他にも、駅のリノベーションの際に出た廃材を使用することもあるそうです。また、祭りで使われる地車(じぐるま)の端材を使い法被(はっぴ)に作り変えることもあり、講師が携わる製品作りは自然循環につながるだけでなく、木と文化をつなげることでもあります。
木から糸になる工程の見本品を見ながら、木を微粒子化し、綿・和紙・絹などの繊維と合わせて製品化される行程について学びました。別の繊維と合わせる技法は、和紙を使用して作られていた裃(かみしも)などの製作技法を進化させたものであるとのことです。
布や服飾品を通して生活に木を取り入れることで、自然環境の保全や、伝統・文化の継承につながることを学びました。
【展示の様子】
木からどのようにして糸になり、布に仕上がるかの行程について実際の見本品を使って紹介がありました。また、様々な地域の間伐材や倒木を使うことにより、環境保全だけではなく伝統や文化の継承にもつながっていることを知りました。大きな樹木布を使った展示空間に身を置くことで、自然のものに囲まれたり触れること、またそれを生活に取り入れることの大切さを感じることができました。