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【終了しました】親子で学ぶ海と地球の実験教室

2024年8月23日(金)実施

私たちが住むこの地球は水の惑星と言われており、表面のおよそ4分の3を海が占めています。この講座では、リンゴを地球に見立て、「地球全体の4分の3は海で、4分の1の部分は陸地」「陸地をさらに4等分した部分が食べものを作れる土地」といったように少しずつ切り分けていきながら、自分たちが住んでいる土地が地球上でどれだけ希少か、さらに海のごく一部に海洋資源が集中していることなどを学びます。また、そのような希少な土地を多くの人間、生きもの、植物で分け合っていることを知り、自分たちが暮らしている地域の環境を守るために何ができるのかを考えます。海と私たちの関係を学び、地球の未来について親子で考えてみませんか?

※講座ではナイフを使用します。

日時2024年8月23日(金)10:30~12:00(受付は10:15~)
会場オンライン(Zoomミーティング)
対象港区在住・在学の小学生とその保護者
講師柴原 みどり氏(ELMSセンター 上席研究員)
定員20組(抽選)
参加費無料
用意する物リンゴ1個、ナイフ、まな板、ペン、白い紙皿
※詳細は参加案内にてお知らせします。

【当日の様子】
リンゴを地球に見立てて半分ずつ切り、海や陸の比率を調べる実験をしました。海の比率は地球の4分の3で、陸地は4分の1、さらに陸地の半分が砂漠や山の高いところ、南極などの人の住めない土地で、人の住める土地は地球の8分の1です。また、畑や田んぼなどの食物を育てられる土地は人が住める土地の4分の1、生きものが飲める水の量は陸全体の1万分の3など、食べ物や水は非常に貴重なものであると説明がありました。海においても、魚介などの生きものがいる割合は16分の1で、さらにプランクトンなどが豊富で特に魚介類が集つまる「湧昇域(ゆうしょういき)」と呼ばれるエリアは全体の4,000分の3に集中しており、地球の僅かな資源によって私たちの暮らしが支えられていることを学びました。
実験の後は、今日使ったリンゴがどのような方法で自分たちのところに届いたのかを想像し、エネルギー問題や二酸化炭素削減について考えました。また、海洋プラスチックについて意見交換し、海の生きものへの被害について解説し、自分たちにできることについて話し合いました。
講座を通じて、地球全体の資源の希少性や問題について学び、地球のためにできることを考える機会となりました。


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