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【終了しました】山村留学から学ぶ自然共生~子どもの感性と考える力を育てる教育とは?~

2022年7月24日(日)実施

山村留学とは、自然豊かな農山漁村に、小中学生が一年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、さまざまな体験を積む活動です。この講座では、長野県の山の中で、川遊びや山登り、田んぼや薪割などの1年間のキャンプ生活を送る山村留学の事例を通じて、子どもたちが自然と共に生きていく力や自ら考え行動する力が身に付く自然体験学習の特徴について説明します。都心でもできる「木の枝や葉っぱを使ったモビールづくり」「自作の環境トランプ」など、自然学習のアイデアなども紹介します。子どもたちの感性や考える力を育む学習環境について一緒に考えてみませんか?

日時2022年7月24日(日)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
講師斎藤 晴子氏(NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター 理事)
定員30名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
前半は、子どもたちが1年間共同で暮らす山村留学の施設のオンラインツアーを実施し、野菜を育てている畑や、薪で火を焚くお風呂、自分たちが使う皿を作る焼き窯などを見学しました。箸やスプーンなども森の木から削って作るそうです。壊れたお皿は金継をして使い続けます。生ごみは堆肥や鶏の餌になります。自然の循環の中で暮らし、必要なものを自分たちで作ることで、物事のつながりを意識し、見えているもの以外に考えを巡らせる力が育つとのことです。
後半は、自然共生と話し合いの関係について説明がありました。山村留学では、共同生活の中で様々な問題が起きたときに、お互いの意見や違いを尊重し話し合うことで解決しているそうです。個人や企業が自己の利益のみを追求してしまうことが、森林破壊や、水や土の汚染などが起きる一因になると言われています。立場の違いを超えて、自己の利益ではなく、社会全体や環境への影響についても併せて話し合うことが、自然と共に生きていくために大切であるとのことです。
講座を通じて、自然を大切にする意識が育つ体験や環境について考える機会となりました。


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