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7/12(水) 18:30~20:00 アグロエコロジーから学ぶ持続可能な農と食と社会のあり方

農薬や化学肥料を大量に使用する工業型農業は、土壌や水質の汚染、人の健康被害、貧困層の増加など、様々な問題を引き起こしていると言われています。現在も、世界の多くの土地で工業型農業が採用されています。過度に畑を耕したり、化学資材を使い過ぎると、土壌が本来持つ二酸化炭素の吸収・固定力が衰え、土壌中に含まれていた有機物が分解し、二酸化炭素が放出されます。大気中に含まれる二酸化炭素の3分の1は土壌から放出されたものだという研究もあります。このような状況に対して、近年、世界で注目されているのが「アグロエコロジー」です。
アグロエコロジーは、土壌微生物やカバークロップの活用など、生態系に配慮した持続可能な農業の実践であり、自然や食のあり方を見直し、気候変動や貧困問題などの社会的問題の解決を目指す社会運動でもあります。また、農業自体は現実の政治・経済や地域ごとの文化のあり方などとも関わっています。
この講座では、アグロエコロジーの具体的な内容や実践方法、世界で注目されている理由について解説します。生態系に配慮した農業を実現するためには、それらの社会の仕組みを解明し、新たな変化を作っていくことが必要です。アグロエコロジーは、私たちの生活のあり方や、消費者を含めた食のシステムが目指すビジョンでもあります。アグロエコロジーの学習を通じて、持続可能な農と食と社会のあり方について考えます。
※カバークロップとは…土壌浸食を防ぎ土壌中に有機物を加えて土壌改良に役立つ作物を総称して「カバークロップ(被覆作物)」と呼びます。 カバークロップには、土壌の物理性改善、センチュウの防除、天敵の保持・増殖など多くの機能があることが知られています。 緑肥作物やリビングマルチ(植物マルチ)もカバークロップに含まれます。
(農研機構HPより引用 https://www.naro.go.jp/index.html)
「講座参加者へのお願い」をご一読の上、ご参加ください。
日時 | 2023年7月12日(水)18:30~20:00(受付は18:15~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方 (区外の方も参加できます) |
講師 | 吉田 太郎氏(フリーランスライター) |
定員 | 20名(先着) |
参加費 | 無料 |
持ち物 | 筆記用具 |
協力 | オイシックス・ラ・大地株式会社 |
申込み方法 | 6月7日(水)10:00~申込み開始 下記の申込みフォーム、またはお電話でお申込みください。申込みフォームからのお申込みは、受付メールを自動送信しております。定員に達した後の受付については、お断りのメールをお送りすることがございます。そのような連絡メールが届かない場合は、ご参加確定となります。 |
■お問い合わせ■
港区立エコプラザ
TEL:03-5404-7764(受付時間:9:30~20:00)
※天候や交通機関の運行状況およびその他の事情により、講座が中止、変更になる場合がございます。予めご了承ください。