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【終了しました】都会でもできる「プチ自給プチ自足」のすすめ

2023年9月26日(火)実施

暮らしに必要なものを自分で作る「自給自足」の生活は、環境への負荷が少ないだけでなく、自分で育てたものを食べる安心感や、自然と触れ合うことで得られるリラックス効果などもあり、関心が高まっています。しかし、メディア等で紹介される「自給自足」の実践例が、田舎暮らしをベースにしていることも多く、都会で暮らす人たちにとってはハードルが高いと感じるのではないでしょうか?この講座では、里山での野良暮らし体験事業を営む米川真代氏、井熊理恵氏を講師に迎え、都会に居ながら、自分のライフスタイルに合わせた自給自足を取り入れる方法や実践例についてお話しします。田舎に移住しなくても、生活品の一部を手作りしたり、ベランダで野菜を育てることで、少しずつ自給自足を実践していくことができます。レクチャーとディスカッションを通じて、明日からできる「プチ自給プチ自足」について、一緒に考えてみませんか?

※講座の後半にグループディスカッションがあります。

日時2023年9月26日(火)18:00~20:00(受付は17:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
(区外の方も参加できます)
講師井熊 理恵氏(野良の暮らしファシリテーター)

【プロフィール】
栄養課卒栄養士取得、心理学科卒。食品会社にて品質管理課、商品開発課を経たのち、栄養士として中学校給食づくりに9年携わる。子育ての時代には、子育てサークルを立ち上げ約20人の子ども達と楽しむ。塾の教室長を6年つとめ、延べ300人以上の生徒たちをサポート。小学生、中学生の生徒たちとの関わりの中で、幼児期における体験が、その後大きく影響することを実感。田んぼに出会い、自然の癒す力の大きさを実感する。土に触れる大切さと食の大切さ、お米つくりの楽しさをシェアしたく、里のengawaにて、野良の暮らしファシリテーターとして活動中。

米川 真代氏(野良の暮らしファシリテーター)

文化人類学科・芸能デザイン学科卒。幼少より舞台に携わり、大学在学中は役者として芝居の経験を積む。高校生活では親元を離れ、寮生活を経験。総寮長として200人超の寮生を束ね、個性が集まるコミュニティの中にあって、円滑に暮らしていく為の術を学ぶ。民俗文化に興味を持つ中で「農」と出会い、個人で田んぼと畑を耕作。「農」と「芸術」が融合した 暮らしを模索している。里のengawaにて、野良の暮らしファシリテーターとして活動中。
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具

【当日の様子】
まず最初に、講師が実践しているコミュニティ型による田んぼ・畑の運営プロジェクト「野良の暮らし」の取組について説明がありました。「野良の暮らし」は、参加者と一緒に味噌作りを行うプロジェクトで、その材料となる大豆と米麹に使うお米を自分たちで作る取組です。畑や田んぼの管理は講師の二人が行いつつ、メンバーが自由に参加し、1年を通じて畑仕事や田んぼ仕事を体験できるというものです。全国各地にこのようなコミュニティ参加型の畑や田んぼが増えつつあり、都会に暮らしながらできる自給自足の選択肢になると説明がありました。次に、講師が暮らしの中で実践しているプチ自給プチ自足のアイデアの紹介がありました。ネギや小松菜の残りを水につけて再生させる「リボベジ」や豆腐やニラなどを使って作る「自作ドレッシング」、重曹と甘味料を使って作る「手作り歯磨き粉」などが紹介されました。上手くできるかどうかを心配せず、実験と捉え思い切って始めてみることが大切であるとのことです。
最後に、参加者同士でグループディスカッションを行い、感じたことや考えたことを共有しました。
講座を通じて、自分のライフスタイルに合わせた自給自足について考える機会となりました。


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