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【終了しました】アンモナイト化石のレプリカをつくろう!
2024年8月24日(土)実施
数億年前の実物のアンモナイト化石を観察し、型を取ってレプリカを作ります。アンモナイトの不思議な体の仕組みと進化についてや、化石がどのようにしてできるのかを学びましょう。また、化石を観察するとどんなことがわかるのかや、自然環境との関係についてもお話しします。レプリカは家で絵具などで色を塗り、オリジナル作品を完成させてください。
使用した本物のアンモナイトもお持ち帰りいただけます。
日時 | 2024年8月24日(土)①10:30~12:00 ②14:00~15:30(受付は各15分前~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | ①港区在住・在学の4歳~小学2年生とその保護者 ②港区在住・在学の小学3~6年生 |
講師 | 蝦名 元氏(一般財団法人 進化生物学研究所研究員) |
定員 | ①15組(抽選) ②15名(抽選) |
参加費 | 700円 |
持ち物 | 筆記用具・アンモナイト・レプリカを持ち帰る袋(サイズ…直径4cm程度) |
【当日の様子】
化石とは生きものの体などが、砂や泥の中に埋もれて何万年、何億年と長い時間を経てできたものです。化石のでき方のタイプとして、生きものの体がそのまま残された「遺体化石」、生きものの形だけが残った「印象化石」、足跡や巣穴など生きものの生活の跡が残された「生痕(せいこん)化石」があることを学びました。また、化石を調べることでどれぐらい昔の地層であるかやその時のその場所の環境を知ることができます。例として、サンゴの化石が見つかった場合はは暖かくてきれいな浅い海であったこと、逆にホタテの場合は寒い海であったことがわかることが挙げられました。また、エベレストからアンモナイトなどの海の生きものの化石が見つかったことから、そこが昔海だったこともわかると説明がありました。
ワークショップで使用するアンモナイトの生態についても学びました。アンモナイトはカタツムリの巻貝のような形をしていますが、イカやタコなどの仲間の頭足類であり、エビやカニ、クラゲなどを食べていたと考えられているそうです。また、生息していた時代によって形が異なり、化石を調べることでその地層の古さを知ることができる「示準(しじゅん)化石」の一つだと解説がありました。
レクチャーの後はアンモナイトの型を取り、石こうでレプリカを作りました。
講座を通して、化石の種類や当時の自然環境との関係を学ぶ機会になりました。