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【終了しました】山は借りる時代!?~山レンタルサービスから考えるこれからの山と都市のつながり~

2024年12月5日(木)実施
この講座は、森林レンタルサービス「forenta」の発案者、田口房国氏を講師に迎え、山の現状や課題、山を貸りるという新しいライフスタイルが生み出す山と都市の関係や可能性について解説します。キャンプやアウトドア、登山などの流行が影響し、山や自然に関心を持つ人が増えています。しかし、山の所有者や管理組合が外からの人を受け入れる環境作りに手が回らない現状もあります。山に関心がある人と山をつなぐアイデアの一つとして「forenta」は生まれました。都市生活の中に自然を取り入れることで得られるウェルビーイング(well-being)(※)についても解説します。私たちが目指したい山と共に生きる未来について一緒に考えてみませんか?
※ウェルビーイングとは…身体的、精神的に健康な状態であるだけでなく、社会的、経済的に良好で満たされている状態にあることを意味する概念です。
(HR大学ホームページより引用 https://www.hrbrain.jp/media/labor-management/well-being )
日時 | 2024年12月5日(木)18:30~20:00(受付は18:15~) |
会場 | オンライン(Zoomミーティング) ※お申込みいただいた方限定で講座後2週間アーカイブ配信いたします。 |
対象 | 港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方 (区外の方も参加できます) |
講師 | 田口 房国氏(株式会社山共 代表取締役、forenta発案者)![]() 【プロフィール】 1977年岐阜県東白川村生まれ。学習院大学物理学科卒業後、家業の(株)山共に入社し林業製材業に携わる。 2007年同社代表取締役に就任。2020年から日本初のビジネスモデルとなる森林レンタルサービス「フォレンタ」をスタートし、13道府県19エリアでフランチャイズ展開(2024年9月現在)。グッドデザイン賞やはばたく中小企業300社など、数々のアワードやビジネスコンテストで入賞。2024年森林ベンチャー(株)シシガミカンパニーを設立し、同社代表取締役就任。 |
定員 | 30名(先着) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
レクチャーでは、現在の林業経営の難しさや一般の人が山を購入した際の管理不足から生じる災害リスクなどについて説明がありました。森林レンタルサービス「forenta」は、森林所有者が、所有する森林を区分けし利用者に年間契約で貸出するサービスです。森林レンタルが提供する価値として、利用者が都会に住みながら自由度の高い自然体験ができること、森林所有者が木に関する知識が無くても新たな副収入を得ながら持続可能な林業を実現できること、地域の流入人口が増え地元の人たちの誇りや自信が回復することなどがあると説明がありました。
参加者からは、「山は、木の価値だけでなく、山の環境そのものが価値になることを学んだ」「地域の人でない外部の人が、山の価値を認め高めてくれるという幸せなお話に感じた」などの声がありました。
講座を通して、山を借りるという新しいライフスタイルがもたらす可能性や、持続可能な林業や森林保全について考える機会となりました。

