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【終了しました】【全6回】こども自然教室 

2025年5月~11月 実施

エコプラザと区内の屋上菜園を使って野菜を栽培します。普段食べている野菜がどのように育つか知っていますか?種まきや間びきなどの世話、そして収穫を通じて植物の育つ仕組みや気候変化との関わりを学びます。
また畑やビオトープで出会う虫たちの生態を観察し、都会の自然環境について考えてみましょう。

日時(予定)2025年5月~11月(8月を除く)

【日程】
第1回 5月11日(日) 夏野菜植え付け
第2回 6月 1日(日) サツマイモ・落花生植え付け
第3回 7月13日(日) 夏野菜の収穫
第4回 9月7日(日) 冬野菜の種まき
第5回 10月26日(日) 秋の野菜収穫祭
第6回 11月30日(日)  冬野菜の収穫、片付け
※第2回、5回は三田の戸板女子短期大学の屋上菜園、それ以外は港区立エコプラザで実施を予定しています。

【時間】
各回10:30~12:00 (受付は各回10:15~)
会場第1・3・4・6回 港区立エコプラザ
第2回、5回 戸板女子短期大学
対象港区在住・在学の小学1~3年生(小学2年生以下は保護者同伴)
※4月以降の学年とします。
講師石井 真一朗氏(菜園アドバイザー)
定員10名(抽選)
参加費2,000円(全6回分)
持ち物長袖、帽子、軍手、畑で使う履き替え用の靴、タオル、飲み水
※スカート、サンダルは不可。

【当日の様子】
第1回 2025年5月11日(日)実施
エコプラザの屋上菜園に植えつける野菜の説明がありました。これからは夏野菜を植えるシーズンで、この講座では夏から秋に収穫できる野菜を栽培します。
屋上菜園での作業では、スコップで土をならして野菜を植える場所を作りました。その後、植え方を教わり、サトイモ、ショウガ、バジル、トマトの植えつけをしました。トマトはバジルをそばに植えることで、バジルのにおいを虫が嫌い、トマトに虫が付きにくくなります。このように植物の特性を利用することで、農薬などを減らして野菜を栽培することができるそうです。サトイモとショウガは水気を好むため、一緒に植えました。室内に戻り、ポップコーン用のトウモロコシの種を発芽しやすくなるように育苗トレーにまきました。発芽した後に畑に植えます。それぞれの植物の性質に合わせた育て方を学びました。

第2回 2025年6月1日(日)実施
戸板女子短期大学の屋上菜園での活動でした。植えつけるサツマイモと落花生の説明がありました。サツマイモの可食部は土の中の根が大きくなった部分です。植え方を変えるとイモの大きさや数なども変わるそうです。落花生は咲いた花が土に潜り、土の中で種になったものです。
畑ではまず、硬くなっていた土をスコップを使ってほぐし、作物が育ちやすい環境にしました。柔らかくなった土に指で穴をあけ、落花生の種を一ヶ所に2粒ずつまきました。サツマイモの苗は、穴を掘って深めに植えつけました。収穫はどちらも10月の予定です。

第3回 2025年7月13日(日)実施
エコプラザの屋上で栽培したミニトマトの収穫をしました。5月に植えつけをしたミニトマトの苗は、子どもたちの背丈を超えるほど大きく成長していました。まだ熟していない緑色のトマトは、トマチンという毒性の成分が含まれていると説明がありました。毒を持つことで、虫や鳥に食べられるのを防いでいるそうです。赤や黄色に色づいたものから収穫しました。
サトイモはイモの部分が大きくなりやすいように土寄せをしました。また、湿った環境を好むため、日差しが強い夏の間も乾燥しないよう、土の表面にワラを敷きました。
季節変化に合わせた管理をすることで、野菜にとって育ちやすい環境を作れることを学びました。

第4回 2025年9月7日(日)実施
冬野菜の種まきに向け、バジルの片付けをしました。バジルを抜いた畑には肥料を混ぜ入れ、カブの種をまきました。今年の夏はとても暑いため、トウモロコシは受粉がうまくできず、実があまりついていませんでした。最後にサトイモの葉が大きく成長しているのを観察しました。育てる環境に合わせた作物選びの大切さを学びました。

第5回 2025年10月26日(日)実施
戸板女子短期大学の屋上菜園で、6月に植えたサツマイモと落花生の収穫をしました。サツマイモは、掘る時にイモに傷がつくと切り口から菌が入り、痛みやすくなるため傷つけないように注意しながら掘りました。今年は小ぶりなイモが多く、夏の暑さが影響している可能性があるとのことでした。
落花生は茎をつかんで土から引き抜くと、沢山のサヤが付いていました。茎からサヤを外し、食べられるものと痛んでいるものを選別しながら収穫しました。
教室では、それぞれの特徴や食べ方についての説明がありました。落花生は採れたてが新鮮でおいしいそうですが、サツマイモは冷暗所で1~2ヶ月保存するとより甘くなるそうです。
実際に6月に植え付けをし、今回収穫を体験したことで、落花生とサツマイモの育て方がよくわかりました。

第6回 2025年11月30日(日)実施
エコプラザの畑に5月に植えたサトイモとショウガ、9月に種をまいたカブの収穫をしました。サトイモは日陰でもよく育つため、ビルに囲まれ陽当りが良くない場所にあるエコプラザの畑でも大きく育っていました。ショウガも良く育ち、土から掘りだすとショウガの香りがしました。カブは丸々と太ったものと小さいものがあり、間引きをしないと大きくならないと説明がありました。
レクチャーでは、1回目から育てた野菜の栽培方法と特徴を復習しました。
都会でも土があれば野菜が作れることを体験し、季節の移り変わりなどの環境変化を感じながら野菜を栽培することの大切さを学びました。


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