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【終了しました】これでバッチリ自由研究!〜生きものの感じる力を体験しよう〜

2025年8月3日(日)実施

コウモリやヘビは、超音波や赤外線など、目には見えないものを感じる力を持っています。この講座では、赤外線センサーを使った実験を行い、生きものの“感じる力(センシング)”を学びます。私たちの身の回りのセンサーの仕組みも紹介します。
また、生きものの形や能力をヒントに新技術を開発したりモノ作りに活かす“バイオミメティクス”について学びます。疑問を見つける→仮説を立てる→実験・観察する→データを記録する→分析する→考察しまとめる、という科学的な研究の進め方も解説します。実験で使用する赤外線センサーを持ち帰って実験の続きを自宅で行い、データを集めてまとめれば自由研究になります。
生きものが持つ様々な「スゴ技」を学ぶバイオミメティクスを通じて、多様な生きものと共生していくことを考えましょう。

日時2025年8月3日(日)13:30~15:00(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学4~6年生
講師平坂 雅男氏(NPO法人バイオミメティクス推進協議会 事務局長)
宮平 華枝氏(NPO法人バイオミメティクス推進協議会 プロジェクトプランナー)
定員15名(抽選)
参加費300円

【当日の様子】
最初に、バイオミメティクスの技術例について、クイズを交えて紹介がありました。例えば、新幹線の先頭の形は、カワセミのくちばしの形が参考にされています。これにより、トンネルに進入する際の抵抗が減り、騒音を防ぐことができます。このように生きものから様々な形や能力を取り入れ、技術開発に役立てることがバイオミメティクスです。その後、コウモリが超音波を使い、反射した音(エコー)で周囲の環境を把握していることを学びました。コウモリが音の反射を感じることができるセンサーの能力に関連して、実験では、赤外線センサーを使い、紙や布などの様々な種類の物の反射しやすさを調べました。
参加者からは、「生きもののセンサーについて知ることができた。それが人の社会のしくみに応用するという発想がなかったので、とてもいいことだと思った」「じっけんのやり方や予想のたて方などのことを勉強できました」などの感想がありました。講座を通して、生きものの様々な能力について学びました。


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