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【終了しました】みなとSDGs vol.5~地域でSDGsを進めるために必要なことは?~

2020年9月15日(火)実施

SDGsのゴールとなっている2030年までの残りの10年は「行動の10年」と言われています。しかし、今もなお「SDGsは何に取組めばいいか分からない」という声が多く聞かれます。その原因に、現状分析と、具体的な目標の設定が出来ていないことがあげられます。
今回の講座では、AI技術を用いたSDGsの指標計測ツール「SDGsスコア」を紹介し、地域や組織の現状分析を行うためのヒントや実施方法を学びます。また、地域が目指すべき目標の参考として、環境省が提唱する「地域循環共生圏」について説明し、地域の活力が最大限に発揮するための方法を学びます。さらに、地域資源を活用しながら、地域活動を持続的なものにするための経済モデルの考え方を、「観光」の視点から説明します。
SDGsを活用し、地域や組織で具体的な行動を展開するための考え方と方法について学びます。

※SDGsスコアとは…持続可能な世界を実現するために国連で定められた国際目標 SDGsの見える化を進めるため、日本全国47都道府県の魅力や課題を項目別に分析し、日本で初めてAI(機械学習モデル)を用いたスコア化を実現したシステム。開発はサステナブルラボ株式会社。

※地域循環共生圏とは…各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方です。

※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取組むユニバーサル(普遍的)なものです。
(外務省ホームページより引用 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

日時2020年9月15日(火)18:00~20:00(受付は17:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の小学生以上の方
講師平瀬 錬司氏(サステナブルラボ株式会社 代表取締役)

【プロフィール】
大阪大学(理学部物理学科)卒業。在学中から環境、農業、福祉などサステナブル領域のベンチャービジネスに環境エンジニアとして携わる。再生可能エネルギー/環境技術の特許売買事業等をライフワークとして継続し、2社の事業売却を経験。2020年度、京都大学ESG研究会講師を務める。AIを活用しSDGsにモノサシを当てる(見える化する)事業を推進する。

佐々木 真二郎氏(企画調査室長/地域循環共生圏推進室 室長補佐)

【プロフィール】
2002年、環境省に入省。環境省レンジャーとして、国立公園や世界自然遺産の保全管理、希少野生生物の保護を担当。東日本大震災では、自然環境を活かして復興に貢献する「グリーン復興プロジェクト」として、みちのく潮風トレイルの整備などにかかわる。また、2017年から2019年まで福井県自然環境課長として、年縞(ねんこう)博物館の建設、コウノトリの野生復帰事業や自然再生事業を担当。2020年7月より現職。

三宅 創太氏(港区観光協会 会員)

【プロフィール】
広島大学理学部を卒業後、環境・建築系上場企業(4年)、経営コンサルティング企業(10年)を経て、2014年に合同会社ツクル設立・代表に就任。「街づくり」「観光」「農業」「医療福祉」「産学連携」「商工連携」を網羅する企画を立案・提言を通じ、プロフェッショナル・コンサルティングとパートナーシップ・コンサルティングを実践している。大田区が推進する新産業創造HUB「bizBEACHCoWorking」の2代目プロデューサーなどを経て、みらい(株)の最高戦略責任者に就任。

松尾 沙織氏(SDGsライター/ACT SDGs管理者/ダイベストメントコミュニケーター)

【プロフィール】
2011年の震災をきっかけに、当時の働き方や社会の持続可能性に疑問を持ち、「ソーシャルデザイン」という言葉を広めたNPO法人グリーンズのライターインターンに応募、同団体の編集学校を卒業。登壇やSDGs講座コーディネート、勉強会を主催。また「ダイベストメントコミュニケーター」として、気候変動の問題を広める活動をしている。現在はフリーのライターとして、さまざまなメディアで「SDGs」や「サステナビリティ」を紹介する記事を執筆。
定員20名(先着)
参加費無料
共催みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)
持ち物筆記用具

【当日の様子】
現在の世界の状況として、気候変動による被害、生物多様性の損失、飢餓などの問題があり、SDGsは、さまざまな問題を解決するための私たちの生存戦略であると言われています。
日本でSDGsを進めていくための方向性の一つ「地域循環共生圏」について、木質バイオマスによる再生可能エネルギーを例に説明がありました。利用する木材は、海外からの輸入ではなく、地元の木材資源を活用し、発電事業は外部資本に頼らず、地域主導の電力会社を立ち上げるなど、地域資源を活用する具体的な方法の紹介がありました。
SDGsの指標を活用し地域の分析を行う例として、港区の強み・弱みの紹介がありました。港区は、「会社/団体役員の女性比率」は23区中3位、「教育機関におけるPC設置率」は23区中5位などの強みがある一方、弱みとしては「1人1日あたりのごみ排出量」は23区中19位、「リサイクル率」は23区中18位などが挙げられるとのことです。
地域資源の活用を観光という視点から見た場合、これまでの「楽しむ観光」から「発見のある観光」へ消費者のニーズがシフトしつつあり、またそのように誘導していくことで持続可能な社会に貢献できる観光ビジネスが生まれてくると説明がありました。
この講座を通じて、新たな視点で現状を捉え、これまでの活動を見直し、SDGsに取組むための改善策を考える機会となりました。

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