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【終了しました】みなとSDGs vol.13~ウェルビーイングをかなえる食とまちづくり~

2022年6月14日(火)実施

「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、暮らしや地域、世界を持続していけるよう、世界みんなで取組むためのグローバル目標です。本講座を通し、身近にある課題に当事者意識を持ち、一人ひとりから地域でできるアクションを考えます。第13回目のテーマは「食×ウェルビーイング」です。

わたしたちが毎日食べているものの先には、誰かの命やそれを支えている自然環境、経済とのつながりがあります。自然環境に配慮し、健康に生きるためにはどのような食を選べばいいのでしょうか?また、誰ひとり取り残されないようみんなのウェルビーイングを実現するには、どのような取組が必要でしょうか?
本講座では、都会の地産地消にもつながる、オフィスの屋上や駅などの空間を利用した畑作りを始め、食に関わるまちづくりや様々な取組について紹介します。 港区に関わるみなさんと一緒に、「SDGsと食の関係」について考えましょう。

※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取組むユニバーサル(普遍的)なものです。
(外務省ホームページより引用 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

※ウェルビーイングとは・・・「健康とは身体的にも、精神的にも、社会的にも良好な状態(well-being)であって、単に病気でないとか、虚弱でないということではない」とされた、1946年のWHO(世界保健機構)憲法草案の中の健康の定義として登場しました。

日時2022年6月14日(火)18:00~20:00(受付は17:45~)
会場オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学の小学生以上の方(小学生は保護者同席)
講師近藤  ヒデノリ氏(PRESS 共同編集長/サステナビリティ研究領域フィールドディレクター/クリエイティブプロデューサー)

【プロフィール】
CMプランナーを経て、NYU/ICP(国際写真センター)修士課程で写真と現代美術を学び、9.11を機に復職。近年は「サステナブルクリエイティビティー」を軸に様々な企業・自治体・地域のブランディングや広報、商品・メディア開発、イベントや教育に携わり、2020年に創造性の研究実験機関 UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)サステナビリティフィールドディレクターに就任。ゼミ「SUSTAINABLE CREATIVITY」実践編・探究編ほか、「Tokyo Urban Farming」「Circular Creativity Lab.」を主宰し、領域を越えて持続可能な社会・文化をつくる創造性の教育・研究・社会実装を行っている。 編共著に『INNOVATION DESIGN-博報堂流、未来の事業のつくりかた』、『都会からはじまる新しい生き方のデザイン-URBAN PERMACULTURE GUIDE』等。「Art of Living」をテーマとした地域共生の家「KYODO HOUSE」主宰。グッドデザイン賞審査員(2019年[取り組み・活動部門、フォーカスイシュー[地域社会デザイン]、2020年[システム:ビジネスモデル部門])他、審査員・講演多数。湯道家元で元バックパッカー、ハンモックとサウナとお酒が好き。

土井 暁子氏(特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International 事務局長/東京都食品ロス削減パートナシップ会議 委員)
【プロフィール】
明治大学公共政策大学院 ガバナンス研究科修了。西武百貨店で経理のキャリアをスタートし、 ウォルト・ディズニー・ジャパン、 ビー・ブラウンエースクラップジャパン(独医療機器メーカー)の外資法人で財務経理全般に携わる。 2009年からTFTのサポーター、2019年に職員として入職し、2020年より事務局長。

村田 武之氏(株式会社文化放送 コミュニケーションデザイン部 部長)

<当日進行役>
松尾 沙織氏(ライター/プロジェクトマネージャー/コミュニケーションアドバイザー)
定員100名(先着)
参加費無料
共催みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)

【当日の様子】
まず最初に、Tokyo Urban Farmingの活動紹介がありました。一例として、新宿駅では遊休地を利用して江戸東京野菜である内藤とうがらしを育てたり、その他様々な地域の屋上を利用して畑作りを進めており、野菜を育てることで人のつながりも生まれているとのことです。また、廃棄されるはずの服をフエルトにし、プランターとして再活用して野菜を育てる取組についても説明がありました。次に、TABLE FOR TWOが実施している、先進国の人々が、対象ヘルシー食品を購入することで発展途上国の給食支援につながる仕組みについて説明があり、双方のウェルビーイングにつながることを学びました。規格外のため廃棄されてしまう野菜の苗を育てて食べる活動についても紹介がありました。最後に、文化放送が実施している医療従事者への食の提供や、フードドライブについて学びました。また、芝地区で採れたはちみつを使ったマドレーヌを、地元の店で販売する取組が紹介されました。
講座を通して、食に関する様々な取組を知り、私たち一人ひとりが参加することで自分自身のウェルビーイングにもつながることを学びました。


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