【終了しました】森林浴から見る森と人との関わり

2019年9月11日(水)実施
森を歩くと気持ちがいいと感じたことはありませんか。この気持ちがいい効果が、近年医学的に解明されはじめ、今、日本の森林浴が世界から注目を集めています。医学的な観点からだけではなく、日本の文化や暮らし、森と生きてきた日本人の自然観にも関心が寄せられています。 日本に森が多い理由や、自然との共生について考えながら、森林浴のさまざまな身体への効果について学びます。
森林浴を新たな視点から見てみると同時に、環境保全について考えてみませんか。

日時2019年9月11日(水)18:30~19:45(受付は18:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも
講師小野 なぎさ氏(一般社団法人森と未来 代表理事)

【プロフィール】
東京都調布市出身。東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科卒業後、企業のメンタルヘルス対策を支援する会社へ就職し、認定産業カウンセラー、森林セラピストの資格を取得。約10年間で、森林を活用した研修プログラムの開発、健康リゾートホテル事業、海外のメンタルヘルス事業の立ち上げを経験。山村地域と連携し森林浴を活用した観光プラン、企業研修、人材育成を実施し、執筆や講演活動を行う。
2015年一般社団法人 「森と未来」を設立し現職。2019年より林政審議会委員に就任。
著書に『あたらしい森林浴』(学芸出版社、2019.7.20発売)
~講師からの声~
国内外で森林浴実践者として活動している中で感じた、森林浴の魅力をたっぷりお伝えします。
定員40名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
森林浴は日本発祥で、1982年当時の林野庁長官が提唱したのが始まりです。
森林浴の身体への効果として、ストレス軽減や血圧低下などがあり、その効果は一時的ではないことが近年医学的に解明されています。また、日本古来の山岳信仰や森に対する神聖な気持ちが、西洋にはない特徴として海外から注目されており、森林浴を目的とした観光客も増えていると解説がありました。
森林が多い日本では、家や家具などに多くの木が使われています。戦後は国の政策により植樹が盛んに行われました。人が植えた木は継続して手入れが必要ですが、木材使用量が減ったことなどで放置され、土砂災害を引き起こす一因になっているのが現状です。
日本の森林と森林浴について学ぶことで、森との関わり方や、森林保全の重要さを改めて考える機会になりました。


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