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【終了しました】アクアカレッジ~人と水の未来~ vol.1 水道水とペットボトル水の持続可能性とは?
2020年10月10日(土)実施
私たちのいのちや暮らしに不可欠な水について、全3回のレクチャーとワークショップで学ぶ講座です。第1回目は、私たちが当たり前に飲んでいる「水道水とペットボトル水」の違いについて学びます。「水が森から家庭に届き、川や海に流れるまでの仕組み」「水を利用する際のエネルギー量や環境負荷」などを解説します。また、現在の水道事業の課題を知り、これからの飲み水の持続性について考えます。
<今後の日程>
vol.2 2020年11月1日(日) テーマ「食と水」
vol.3 2020年12月12日(土) テーマ「森と水」
※各回ごとにお申込みが必要です。
日時 | 2020年10月10日(土)14:00~16:00(受付は13:45~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学の方を中心にどなたでも |
講師 | 橋本 淳司氏(水ジャーナリスト) |
定員 | 15名(先着) |
参加費 | 無料 |
持ち物 | 筆記用具 |
【当日の様子】
紙コップで配られた3つの水のうち、どれが水道水、軟水のペットボトル水、硬水のペットボトル水か当てるクイズを行いました。硬水とは、ミネラル(カルシウムやマグネシウム)が多く溶けている水のことです。ミネラルが水に溶けるには、ミネラルを多く含んだ地層をゆっくり流れる必要があります。日本は山が多い事から、土地の傾斜も大きく川の流れも速いため、水にミネラルが溶けづらく、ほとんどの水が軟水であるとのことです。
エネルギー使用量の観点から比較すると、ペットボトル水は、容器の製造工程と輸送、ゴミ処理またはリサイクルの過程で、水道水に比べて大量のエネルギーを使っていると説明がありました。水道水を水筒に入れて飲んだ場合に比べて、外国産のペットボトルに入ったミネラルウォーターのCO₂排出量は約50倍あると言われています。
日本の水道事業は、水の使用量が利益に直結するため、昨今の人口減少や節水によって水の使用量が減り、経営状況は厳しくなっています。そんな中、老朽化した水道管や施設の更新の必要にせまられており、また現場の技術を引き継ぐ人材不足など、大変危機的な状況であるとのことです。
この講座を通して、これからの持続可能な水との関わりと行動について考える機会となりました。