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【終了しました】まちの植物の観察会~ミクロな視点で見るまちの植物の世界~

2022年10月29日(土)実施

道路の脇やマンションの植込み、ブロック塀の隙間など、街に生えている植物の観察会をします。普段何気なく見ている植物も、虫めがねを使ってじっくり細かいところまで見ていくと、これまで見たことのない植物の世界を垣間見ることができます。普段は気づかない街の中の身近な植物の魅力に触れてみませんか?

※小雨決行。荒天時は、港区立エコプラザで、街で見られる植物について、写真を使って学びます。

日時2022年10月29日(土)13:30~15:30(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
※観察は、エコプラザを中心に周辺を散策
対象港区在住・在勤・在学の高校生以上の方
港区在住・在勤・在学を中心とした高校生以上の方 ※区外の方もご参加いただけます。
講師鈴木 純氏(植物観察家)
定員10名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、水分補給の飲み物、お持ちの方はルーペ
服装歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
まず最初に、まちの木の観察のコツについて説明がありました。植物はそれぞれ葉の形が違います。葉の形を見る時は、「鋸歯(きょし)」と呼ばれる葉の周りのとげや、「葉柄(ようへい)」と呼ばれる葉と茎をつないでいる小さな柄(え)があるかどうか、また「葉脈」の形の違いを確認することで、木の種類を判別しやすいとのことです。
次に、エコプラザの周辺を歩き、クスノキ、シラカシ、トウネズミモチ、キャラボク、エゴノキ、エノコログサなどを観察しました。エノコログサは、通称「ねこじゃらし」と呼ばれる多くの人に馴染みのある草ですが、虫メガネをあてて注意深く見ると、穂の中に咲いている1mmにも満たない白い小さな花を確認できました。見慣れた植物も「どんな花が咲くのか?」という視点で観察すると、普段は気づかない植物の姿に触れることができると説明がありました。
道路脇では、道とコンクリートの隙間に生える「ロゼット型」と呼ばれる植物について解説がありました。「ロゼット型」とは、茎が短く葉が地表に沿って放射状に生える植物のことです。人がどんなに綺麗な道を作ろうとしても、必ず隙間が生まれます。そこに水や砂が溜まり、苔が生え、枯れて土になり、植物が育つ環境が整います。但し、ここで育つ植物の多くは人に踏まれても育つ「ロゼット型」の植物です。他のライバルがいないため、道路の隙間は「ロゼット型」の植物が多く観察できるとのことです。
観察会を通じて、身近なまちの中の自然に触れ、植物を観察する視点について学びました。


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