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【終了しました】森の香りのミストづくり

2024年7月28日(日)実施

日本は、国土の6割以上が森林に覆われており、先進国の中では世界有数の森林国です。森は酸素を生み出したり、地面にしみ込んだ水をきれいにして循環させたり、資源として木材を生み出すなど沢山の役割を果たしています。しかし現在では、森に入る人が少なくなってしまい、森が荒れている地域もあるそうです。都会に住む私たちが森と良い関係を作るには、どのようなことができるでしょうか?
この講座では、日本の木から作った精油を使って、森の香りのミストを作ります。虫が嫌いなレモングラスの精油を混ぜて、虫よけアウトドアスプレーを作ることもできます。森の循環や機能、植物の活用について考えてみましょう。

日時2024年7月28日(日)①11:00~12:00 ②14:00~15:00(受付は各回15分前~)
会場港区立エコプラザ
対象①港区在住・在学の小学1~2年生とその保護者
②港区在住・在学の小学3~6年生
講師久恒山林株式会社
定員①8組(抽選)
②8名(抽選)
参加費1,500円

【当日の様子】
まず最初に、精油の原料となるヒノキやクロモジなどの葉や枝を使って、特徴の説明がありました。これらの植物には抗菌作用があるため、建材や食料の保存時に用いるなど昔から生活の中で使用されていたそうです。
森にはヒノキやクロモジ以外にも沢山の植物が生えています。光合成をすることで二酸化炭素を吸収し酸素を生み出したり、落ち葉が腐葉土となり水を貯え、生きものたちのすみやすい環境をつくります。しかし、森は手入れをせず放置していると、植物が密に生い茂る暗い森になってしまいます。暗い森の地面には、光が差さないため下草が生えず、動物たちも暮らしにくい生物多様性の低い環境となります。また、そうした森の土は貯水機能も弱く、山崩れや洪水の危険もあります。
そうした場合に人間が間伐などにより環境を整え、木が健全に育ちやすい明るい森を作ることが大切だそうです。更に間伐材を材木や精油として有効利用することで、健康な森を維持することにつながるそうです。
ワークショップでは、ヒノキやスギ、夏ミカンやかぼすなどの精油から好きなものを選び、オリジナルの森の香りのミストを作りました。
講座を通して、森林の機能と、都会でもできる森の循環を維持する関わり方について学びました。


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