【終了しました】今日からできるほったらかし栽培～地球にも身体にも優しい野菜の育て方～

2024年10月10日（木）実施

私たちの健康に欠かせない野菜や果物ですが、今年は、天候不順による不作や価格高騰などで、手に入りにくい状況が続いています。また近年は、農地の長期間の利用や過度な化学肥料の使用により、土壌中のミネラルなどの栄養素の減少が進み、野菜そのものが持つ栄養価自体が減ってきているとも言われています。そんな中、注目されているのが「自然栽培」です。 肥料・農薬には頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す自然栽培は、栄養価が高くえぐみの少ない、自然な旨味のある野菜を育てます。
この講座では、無肥料でおいしい野菜が育つ自然栽培の仕組みや魅力について学びます。自然栽培を活かしたベランダでもできる家庭菜園の方法についても解説します。また、自然栽培が地球温暖化防止に役立つ点についても解説します。自然が持つ力を学び、地球にも身体にも優しい自然栽培を生活に取り入れてみませんか？

日時	2024年10月10日（木）18:30～20:00（受付は18:15～）
会場	港区立エコプラザ
対象	港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方（区外の方も参加できます）
講師	甲斐谷 治氏（NPO法人オーガニック事業協会 代表理事） 【プロフィール】 東京中野で2013年から12年にわたり「自然栽培フェア」を秋に開催。当時まだ認知度が低かった自然栽培生産者とともに、その取組みとできた農産物を自分達でPR販売したのがきっかけとなり、現在では30名以上の生産者と毎年2万人以上が来場するイベントに成長。その一方で、自身も生産者として千葉県佐倉市で、自然栽培さつまいもづくりを「かち農園」として展開し、約１haを栽培。2023年には有機JASも取得。生産・流通の両面から農業活性化を自ら実践中。 稲垣　厚氏（自然菜園アドバイザー）
定員	20名（先着）
参加費	無料

【当日の様子】
まず最初に、自然栽培についての説明があり、肥料などを外から与えないことで、根が自ら土中のミネラルを求めて広く根を張り、強く丈夫な植物が育つと説明がありました。また、農薬などを与えず、土中微生物を豊富に保つことで、栄養やミネラルも増え、植物にとって成長しやすい環境になるとのことです。レクチャーの後、質疑応答を実施し、参加者の質問に答えました。
参加者からは、「自然栽培の知識が身に付き、機会を作って栽培してみようと思った」「自然の不思議や、素晴らしさを改めて感じた」「肥料がない方がよく育つ可能性があるという事にびっくりした」との感想がありました。
講座を通じて、自然の力で植物が育つ仕組みを知り、自然栽培を生活に取り入れる方法を学びました。

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