【終了しました】微生物の神秘的な世界

2019年7月3日(水) 実施
土中の微生物は有機物を分解し、自然界の循環に大きな役割を果たしており、植物の成長にも深く関係しています。また、人類の長い歴史の中で、自然に日常生活の中に取り入れられ、利用されてきました。
食料品においては、発酵食品という形で、私たちは日頃から微生物の恩恵を受けています。
微生物の自然への影響や、農業との関わりについて学びましょう。
微生物の動きを音とリズムに変換し、生まれた音楽を披露します。微生物の、不思議で魅力的な世界を体感してみませんか。

日時2019年7月3日(水)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の方中心にどなたでも
講師横山 和成氏(農学博士)

【プロフィール】
北海道大学院農学研究科修了。その後、帯広畜産大学畜産学部助手、米国コーネル大学農学・生命科学部およびボイストンプソン植物科学研究所研究員を経て、農水省農業環境技術研究所主任研究官、北海道農業研究センター生産技術研究チーム長、農水省管轄独立行政法人・中央農業総合研究センター生産支援システム研究チーム長、学校法人尚美学園大学尚美総合芸術センター副センター長を歴任。
著書に『食は国家なり!』(アスキー・メディアワークス)、監修『図解でよくわかる土壌生物の基本 土の中のしくみから、土づくり、家庭菜園での利用法まで』(誠文堂新光社)など多数。
~講師からの声~
「私たちの生命は、豊かな土と多様な微生物の生命力によって守られています。人類にとっていかに土壌微生物が重要かをお伝えします。」
定員40名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
3ヶ所の別の場所で採取した土を使用し、微生物の活動を音とリズムに変換した音楽を聴き、音の複雑さが土壌微生物の種類の多さ、すなわち土の豊かさに比例するとの解説がありました。食物連鎖についての説明があり、消費するだけでは連鎖が崩れてしまうが、土壌微生物がさまざまなものを分解し、植物に還元することで循環が成り立ちます。これまでの研究から多様な微生物が存在する土で育った作物は、発病率が低いことが分かりました。身近に存在する微生物の働きを知ることで、生物の循環や多様性の大切さを考える機会になりました。


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