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【終了しました】海の森にふれよう!~海藻標本作り~

2025年8月6日(水)実施

海藻は空気と水をきれいにするだけではなく、生きものたちのすみかになったり、エサ場になるなど大事な役割があります。そして私たち人間の食物や様々な生活用品にも海藻が使われています。この講座では、海の森を作り環境を支えている海藻の生態について学びます。また、学名などをラベルに記入し、オリジナルの海藻標本を作ります。東京湾に生育する海藻や、海の環境と生物の関係についても学び、生物多様性の大切さについて考えましょう。

日時2025年8月6日(水)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生(小学2年生以下は保護者同伴)
講師神谷 充伸氏(国立大学法人 東京海洋大学 教授)
定員12名(抽選)
参加費500円
持ち物筆記用具

【当日の様子】
最初に、身近な海藻について説明がありました。アオノリやヒジキ、テングサなどは現代でもよく食べられていますが、日本では古くから様々な海藻を食べる習慣があるそうです。モズクの養殖やその収穫方法の動画を視聴し、海草と海藻の違いについてや、食品に含まれる海藻成分の役割について知りました。また、海の中で森をつくる海藻の役割を知り、磯焼け(海の森の消失)の原因と各地で行われている対策について学びました。
その後、実際に生の海藻を触って様々な形や色、においを観察し、乾燥させた海藻を台紙に貼り付け、標本を作りました。採取した場所と日付をラベルに記入し保存することで、生態系の記録として大切な資料になると説明がありました。参加者からは「海藻の色々を五感で知ることが出来て楽しかったです」「海藻の天敵がウニということを知った」などの感想がありました。
この講座を通して、豊かな海の環境があることで生物多様性が育まれることを学びました。


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