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【終了しました】【全9回】都会のミツバチ飼育講座

2022年5月~9月実施

都会でもミツバチは飼育できます。都会のミツバチ飼育から「人、まち、自然」の関係を考えます。ミツバチが生息できる自然が都会にあることに気づき、人の暮らしとミツバチの関係から、都会の多様な環境を学びます。座学はエコプラザ、実習は芝Bee Bee’sプロジェクトに参加する形で、三田いきいきプラザにて実施します。座学5回、実習4回の全9回の連続講座です。

※芝Bee Bee’sプロジェクトとは…芝地区内でのミツバチの飼育や、そこで採れたハチミツの活用を通して、地域の人々の交流を図るため、芝地区総合支所独自に実施する養蜂事業です。

日時2022年5月~9月全9回(座学5回、実習4回)

【日程】
第1回 5月12日(木)座学:ミツバチとは
第2回 5月29日(日)実習
第3回 6月 9日(木)座学:どうやって飼育するのか
第4回 6月19日(日)実習
第5回 7月14日(木)座学:ハチミツはどうやって採るのか
第6回 7月31日(日)実習
第7回 8月11日(木・祝)座学:都市でのミツバチ飼育とは
第8回 8月28日(日)実習
第9回 9月 8日(木)座学:振り返り

【時間】
座学各回18:30~20:00(受付は18:15~)
実習各回11:00~12:00(受付は10:45~)
会場座学:港区立エコプラザ
実習:三田いきいきプラザ(現地集合・解散)
対象港区在住・在勤・在学の小学3年生以上の方(小学生は保護者同伴)
講師岡田 信行氏(株式会社オルト都市環境研究所 代表)
定員10名(抽選)
参加費3,000円(全9回分)
持ち物筆記用具、実習は動きやすい服装(スカート、サンダル不可)

【当日の様子】
第1回 2022年5月12日(木)実施
都会でミツバチの飼育をすることが、地域の自然と人の暮らしの環境作りに役立つことを資料とスライドを使って説明がありました。ミツバチを飼うことで、地域の花を蜜源としてハチミツが採れ、その採れたハチミツを地域の人が活用します。継続してハチミツを採るために花と緑の環境を保全することで、人とミツバチの持続可能な環境作りの取組が地域で続きます。都会で見ることのできるミツバチの種類や、ハチミツを採るセイヨウミツバチについて学習しました。ハチミツを採るためには女王蜂、働き蜂、雄蜂の生態を理解して、ミツバチが住みよい巣箱環境を作ることが重要になります。一個の巣に何万匹も暮らすミツバチの生態を企業に例えての解説では、人間の営みにも共通する社会性を持った昆虫であることを学びました。

【当日の様子】
第2回 2022年5月29日(日)実施
芝Bee Bee’sの活動に参加した最初の実習でした。防護服、手袋を着用して養蜂箱の近くに行き養蜂箱から出入りしているミツバチを観察しました。養蜂箱と道具の説明がありました。講師が養蜂箱の蓋を開けて巣枠を取り出すと、巣枠の表面にミツバチが群れていました。密集しているミツバチの中から、女王蜂、働き蜂、雄蜂を探しました。初めは見分けがつきませんでしたが、説明をきいてから探すと違いが見えてきました。巣枠を持ち、近くで観察することもできました。巣で活動するミツバチの姿を観察し、ミツバチについて学ぶ良い体験となりました。

【当日の様子】
第3回 2022年6月9日(木)実施
前回の実習の振り返りをしました。養蜂箱の中で暮らすミツバチを実際に見ることで、ミツバチを身近な存在として感じる一歩となりました。また、養蜂箱の扱い方とミツバチに接するときの注意点を学びました。次回の実習に向けて、養蜂箱の持ち方や蓋の開け方の手順について細かい説明がありました。ミツバチの気候や日光など自然環境に反応する習性の妨げにならないように、養蜂箱を扱う動作と手順には意味があることを学びました。

【当日の様子】
第4回 2022年6月19日(日)実施
前回の座学で学んだ養蜂作業の実践をしました。養蜂箱を開けて、中にいるミツバチの状態を確認する内検作業の手順を説明しながら講師が作業を進めました。実際の内検作業を見ることで、その意味を理解しました。また、ミツバチに負担をかけずに、群れが繁栄し蜂蜜が貯まるように作られた養蜂箱の仕組みを知りました。養蜂箱から取り出した巣枠を観察して、蜂蜜や卵、幼虫、サナギがいることを確認しました。養蜂箱の扱いはミツバチにストレスを与えず、興奮させないようにすることが重要で、人間も安全に作業をするために優しくゆっくりとした動作が大切なことを学びました。

【当日の様子】
第5回 2022年7月14日(木)実施
養蜂箱の扱い方と、ミツバチに接する時のポイントを中心に作業手順の振り返りをしました。養蜂箱を開ける内検作業は、病気やダニの発生と、蜂蜜の溜まり具合の点検のために定期的に行う重要な作業であることを再確認しました。また、次回の実習で予定している採蜜作業について説明がありました。養蜂箱の中でミツバチが作る巣の構造や蜜が貯まる仕組みを学び、都会の自然を活かして人間と共存するミツバチの生態を考える機会となりました。  

【当日の様子】
第6回 2022年7月31日(日)実施
巣枠から蜂蜜を採り出す採蜜作業を行いました。蜂蜜が貯まった巣枠は重くなっていました。ミツバチは溜めた蜂蜜を保存するために、巣穴を蜜蝋で作った蜜蓋で塞いでいます。 蜂蜜を採るためには、蜜蓋を専用のナイフでカットし、遠心分離機に入れます。蜜蓋をきれいにカットするのは難しい作業でした。遠心分離機の使い方を体験し、安全に効率よく採蜜する基本動作を学びました。採れた蜂蜜の糖度を糖度計で測ると79.8度で、そのまま保存できる糖度でした。採取量は約10kgでした。花とミツバチが作り出した自然の恵みの蜂蜜が採れました。都会の環境を見直す貴重な体験となりました。

【当日の様子】
第7回 2022年8月11日(木)実施
前回の実習で体験した採蜜作業の振り返りをしました。採れたての蜂蜜の色や香りを感じることができる採蜜作業は、ミツバチの採ってきた蜜源となる地域の花と植物、季節のことを知る機会でもあると説明がありました。次に、今までの体験と学習の知識から「ミツバチ飼育でやってみたいこと」、「ミツバチに関する不安なこと」について話し合いました。都会でミツバチを飼うことのプラスとマイナスの面を考えることで、ミツバチのいる都会の自然環境と人の住む街の関係を学ぶ機会となりました。     

                  
第8回 2022年8月28日(日)雨天のため中止になりました。   

【当日の様子】
第9回 2022年9月8日(木)実施
各回でミツバチについて学んできたことをスライドで復習し、講師から実習で体験したことについて問いかけがありました。実習作業の手順を思い出し、全員で確認し合いました。次に2つのグループに分かれて、学んだ知識と体験を活かし、都会でミツバチを飼うことで環境や人にどんな影響があるのか、都市の環境に貢献できることは何かを考えました。ミツバチを通して、都会の環境を学ぶ良いきっかけになりました。


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