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【終了しました】砂浜から学ぼう!海の環境実験教室

2022年6月11日(土)実施

砂浜は海と陸の重なる場所で、豊かな生態系が広がっています。しかし、漂着ゴミや油などの汚染による生態系への影響が問題となっています。この講座では、砂浜に運ばれて来るさまざまなものや砂浜に暮らす生きものについて学びます。また、油が砂浜に与える影響や油の除去方法を学びます。実験を通じて、私たちが海や生きものを守るためにできることを考えましょう。

※抽選後、当選者には事前に配布資料を郵送します。申込みの際、備考欄に住所の入力をお願いします。

日時2022年6月11日(土)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場オンライン(Zoom)
対象港区在住・在学の小学生とその保護者
講師柴原 みどり氏(ジャパンGEMSセンター 研究員)
定員30組(抽選)
参加費無料
用意する物透明なコップ、水、食用油

【当日の様子】
前半は、トレイに砂浜の模型を作って、海に流れ出た油がどのように広がっていくかを調べる実験をしました。最初は、水玉のように浮いていた油が、潮が引くことで砂浜の低いところに付着します。その後、潮が満ちていく過程で、油は海の水とともに砂浜の高いところまで運ばれ、次の引き潮で砂浜全体に油が付着しました。油は、潮の満ち引きによって砂浜に広がり、砂浜に暮らす生きものにも付着していくと説明がありました。
後半は、ナイロン布、綿、藁(わら)、鳥の羽を使い、水に浮いた油を除去する実験をしました。一番油を除去したのは鳥の羽です。海鳥は油を吸着してしまうと、自ら油を取ることができません。人間が救助し、洗剤などで油を除去することもできますが、その際、水に浮くためにもともと付着している羽の油分も洗い流されてしまうため、自然界で生きていくのは困難になるとのことです。海の汚染を防ぎ、生きものたちを守るためには、台所から油をそのまま流さずに、紙や布などで一度油を拭うなどの家庭での小さな取組が大切であると説明がありました。
講座を通じて、油による海の環境汚染と私たちにできるアクションについて考える機会となりました。


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