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【終了しました】【夏休み講座】水のふしぎサイエンスラボ~自由研究のヒントがいっぱい~②(対象:小学4~6年生)

2022年8月19日(金)実施

水はとても身近な存在であり、私たちの生活にはなくてはならないものです。一方で、あらゆる物質のなかで、もっとも不思議な性質をもっていると言われています。例えば、「温まりにくく冷めにくい」「液体の水のほうが固体の氷より重い」「いろいろな物質を溶かすこと」などです。これらの水の性質が、地球やそこに暮らす生き物の生活を支えています。
今回の講座では、「身近な水の水質調査」や「食べものを作っているときに使われている水の量を当てるクイズ」、「街に降った雨の流れを調べるゲーム」など、水の不思議な性質がわかる実験を行います。また、水不足、水質汚染、気候変動など、日本や世界の水問題について解説します。

日時2022年8月19日(金)14:00~15:30(受付は13:45~)
会場港区立エコプラザ
対象港区内在住・在学の小学4~6年生
講師橋本 淳司氏(水ジャーナリスト)

【プロフィール】
水ジャーナリストとして水問題やその解決方法を調査、さまざまなメディアで発信している。水問題に関する近著に『水道民営化で水はどうなる』(岩波書店)、『水がなくなる日』(産業編集センター)、『通読できてよくわかる水の科学』(ベレ出版)、『日本の地下水が危ない』(幻冬舎新書)など。「Yahoo!ニュース 個人 オーサーアワード2019」受賞。
定員12名(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、ハンカチもしくはタオル(実験で水を使うため手拭き用)

【当日の様子】
まず最初に、水は水蒸気や雲などに形を変え、地球上のあらゆるところを巡っていることを、すごろくゲームを使って体験しました。地球の水のうち、97%が海水、2.5%が氷河、さらに地下深くの水を除くと、人間が使える水は0.01%程度であると説明がありました。次に、醤油や牛乳、ドレッシングなどを使用し、水の汚れを調査する実験を行いました。選んだ調味料等をコップ一杯の水に一滴垂らすだけで、水は生きものが住めないほど汚れてしまいます。家庭から出る水の中で、トイレやお風呂以上に、キッチンからの水が一番水を汚しているとのことです。
次に、廃棄物が地中に埋められた場合の影響を調査する実験を行いました。砂利の斜面に廃棄物に見立てたクエン酸の粉を埋め、霧吹きで疑似的に雨を降らすことにより、地中でクエン酸が水に溶け、斜面の下を流れて汚れが広がっていくことを確認しました。
この講座を通して、水資源の大切さや、水を使い続けるために私たちが気をつけるべきことを考える機会になりました。


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