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【終了しました】服の素材を考える~コットンの収穫からコースター作りまでを体験しよう!~

第1回
服の素材となるコットンの栽培には、世界でもっとも農薬が使われていると言われており、生産地の土壌や地下水の汚染が問題となっています。また農薬による働く人々の健康被害やそれに伴う労働力不足が、児童労働や貧困の連鎖の原因にもなっています。そのような問題を学んだ後、無農薬コットンを収穫し、綿繰り(わたくり)を体験します。実際にコットンに触れることで、私たちが食だけではなく、身に着ける物も自然から恵みを得ていることを感じてみましょう。大量生産・大量消費の世界が生んだ悪影響や生産背景に目を向け、これからの私たちの消費について考え直します。

第2回
第1回で綿繰りをしたコットンを糸に紡ぎます。また、紡いだ糸とオーガニックコットンの糸を使い、織り機でコースターを作ります。使う糸の形状や織り方などにより、一人ひとり印象の異なる作品が出来上がります。コットンがどのようにして製品になるのか、その過程を体験しましょう。生産には多くの時間と人の労力がかかっていることに思いを寄せ、日々の暮らしでどの製品を選択するのかや、ものを長く大切に使うことの重要性を考えます。

本講座は、「服を育てる~港区から広げるコットンプロジェクト~」の一環として開催します。
また、講座の修了者は※エコプラザ・コミュニティー・メンバー(ECM)に登録が可能で、希望者はエコプラザの企画にボランティアとして参加することができます。

※エコプラザ・コミュニティ・メンバー(ECM)とは …エコプラザの指定講座を修了した方を中心に、学んだ知識を活かし積極的に社会に貢献していただくための会員制の環境活動グループです。登録者は、 エコプラザのサポーターとして企画や講座などの運営ボランティアに携わることができます。

日時
第1回 2024年10月6日(日)14:00~16:00
第2回 2024年11月16日(土)13:30~16:30 
(受付は各回15分前~)
会場※第1回と第2回で開催場所が異なります。
第1回 戸板女子短期大学(現地集合・解散)
※詳細は参加案内にてお知らせします。
第2回 港区立エコプラザ 
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方(区外の方も参加できます)
講師前田 剛氏(NPO法人日本オーガニックコットン協会 理事長/メイド・イン・アース 代表取締役)

【プロフィール】
株式会社チーム・オースリー 代表取締役。
1962年横浜生まれ。アースデイ東京理事、アースデイ東京監事、エコ雑貨協同組合監事を歴任。2016年4月より日本オーガニックコットン協会の理事に就任、2019年5月より理事長を務める。
1995年より、純オーガニックコットン専門ブランド「メイド・イン・アース」をスタート。生活に密接にかかわるコットン素材が本来持つふくよかな風合いを損なわない、ものづくりに徹底的にこだわる。また、和綿を育てるプロジェクト、カンボジア地雷原コットンプロジェクト、布ナプキンの普及活動なども手がける。
定員20名(先着)
参加費3,000円(全2回分)
持ち物・服装第1回 コットン畑に入る履き替え用の、汚れてもよい靴、長袖、(必要な方は)帽子
※スカート、サンダルは不可。
第2回  特になし

【当日の様子】
第1回 2024年10月6日(日)実施
戸板女子短期大学で実施しました。
レクチャーでは、コットン栽培における農薬による生産者の健康被害、児童労働、農薬や種の購入費用負担などの問題と、大量の水使用、土壌汚染などの環境への悪影響について学びました。また、私たち一人ひとりがそのような課題について関心を持ち、課題解決につながる消費行動を行うエシカル消費の重要さについて話がありました。
レクチャーの後はコットン畑で花を観察し、コットンを収穫、綿繰りの体験を行いました。
参加者からは、「はじめて知る内容がとても多く、興味深く楽しかった。環境に対して理解を深めつつエシカル消費に取組みたい。」「環境に関する学習とクラフト作りの合体型で参加できて良かったです。」との感想がありました。
コットン栽培の背景にある問題を知り、今後の消費行動について考える機会になりました。


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