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【終了しました】フィルム型太陽電池最前線!~ペロブスカイトだけじゃない、ゼロからわかる新世代の太陽電池~

2026年8月19日(水)実施

再生可能エネルギーの普及が進む中、次世代の太陽電池として注目を集めているのが「フィルム型太陽電池」です。特に近年は、軽くて薄く、建物の壁面や窓などにも設置できるペロブスカイト太陽電池が話題となり、国を挙げた研究開発も進められています。
しかし、フィルム型太陽電池にはペロブスカイト太陽電池だけでなく、高い耐久性が期待されるカルコパイライト太陽電池や、発電層に有害物質を含まず廃棄時の環境負荷が低い有機薄膜太陽電池など、様々な技術があります。
本講座では、これら3種類のフィルム型太陽電池について、それぞれの特徴や仕組み、メリット・課題を比較しながらわかりやすく解説します。また、発電効率や耐久性、製造コスト、リサイクル方法などの観点から最新の研究開発動向を紹介するとともに、太陽電池が今後どのように進化し、私たちの暮らしや社会を変えていく可能性があるのかを考えます。
最新技術が切り開くエネルギーの未来を、一緒に考えてみませんか。
再生可能エネルギーの未来や、次世代の太陽電池技術について学びたい方、ぜひご参加ください。

日時2026年8月19日(水)18:30~19:30(受付は18:15~)
会場オンライン(Zoomミーティング)
※お申込みいただいた方限定で講座後2週間アーカイブ配信いたします。
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方
(区外の方も参加できます)
講師峯元 高志氏(スカラーズ株式会社 代表取締役)

【プロフィール】
立命館大学教授。太陽光発電および次世代太陽電池の研究開発を専門とする。ペロブスカイトやカルコパイライトなどの化合物薄膜太陽電池の高効率化設計や高耐久化の研究、建材一体型太陽光発電の研究に取り組むほか、スカラーズ株式会社代表取締役として企業向け技術コンサルティングも行う。
定員20名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
最初に、フィルム型太陽電池の概要と、なぜ現在注目されているのかについて説明がありました。従来の結晶シリコン太陽電池は高効率・低価格・長期実績という強みを持つ一方で、1枚あたり約22kgと重量があり、軽量な屋根や壁面、曲面への設置が難しいという課題があるとのことです。そのため、従来のパネルを置くことが難しかった場所を発電面として活用することを目的に、薄く、軽く、曲げることができるフィルム型太陽電池の開発が進められていると説明がありました。
次に、フィルム型太陽電池として注目されている3つの技術の特徴について説明がありました。ペロブスカイト太陽電池は高い発電効率と発電素子を塗布して製造できるという製造方法の簡易性から、特に注目されている技術です。課題としては、屋外での日光や風雨などに対する耐久性がまだそれほど強くないということで、実証実験が続けられています。カルコパイライト太陽電池は銅・インジウム・ガリウム・セレンなどの化合物半導体を用いた薄膜型の技術として実証や製品化が進められており、発電効率ではペロブスカイト太陽電池ほどの性能には至っていないものの、耐久性は高く屋外での使用が期待されています。有機薄膜太陽電池は、有機素材によって発電素子が作られているため、他の技術に比べ、廃棄時の環境への影響が少ない点が高く評価されています。また、すでに購入可能な製品も存在しているとのことです。これらの技術は1つが他を置き換えるものではなく、それぞれ異なる設置場所や用途に応じて使い分けていくことが重要であると説明がありました。
最後に、次世代太陽電池の今後の展望について解説がありました。結晶シリコン太陽電池は引き続き主力技術であり続ける一方で、フィルム型太陽電池は軽量屋根や壁面、曲面など新たな設置場所を発電面へと変える役割を担うことが期待されているとのことです。そのため、太陽電池を評価する際には変換効率だけでなく、寿命や施工性、安全性と回収、再利用までを含めた総合的な視点が必要であり、設置場所に応じて最適な技術を選択することが重要であると説明がありました。
参加者からは、「ペロブスカイトなどの新しい発電媒体の現在位置がよくわかった。街を歩いているときに、実験中のものがないか探してみたいと思った」「開発や研究の細やかさや大変さを知れた」「太陽光パネルはベンチ、車両、ポールに活用されるため、大規模災害の時の発電にも期待ができる」などの感想がありました。
講座を通じて、フィルム型太陽電池の特徴と課題について理解を深めるとともに、これからの再生可能エネルギーとの関わりについて考える機会となりました。

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