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【終了しました】洗濯洗剤が変える!未来の環境

2023年2月17日(金)実施

日々の暮らし中で使用する洗濯洗剤の成分ラベルを見たことはありますか?市販品の大部分は合成洗剤が占めており、石油由来の合成界面活性剤が含まれています。これらは洗濯後に排水されますが、生分解性が低く、生態系への影響が指摘されています。また、昨今多用される柔軟剤に含まれる香料により、「香害」と呼ばれる人体への健康被害も起きています。
この講座では、暮らしに欠かせない生活用品である洗濯洗剤の様々な問題について学び、環境負荷の少ない暮らし方について考えます。 また福岡県宗像市地島で行われた、合成洗剤から石けんへの一定期間切替えによる環境への影響についての実証実験についてもお話しします。

日時2023年2月17日(金)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした小学3年生以上の方(小学生以下は保護者同席)※区外の方も参加できます
講師シャボン玉石けん株式会社 石けん推進課
定員30名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
まず最初に、石けんの誕生について説明がありました。古くは約1万年前に遡り、食事の際に出る獣の油と木の灰が反応した土が起源とされています。
しかし現代では、洗浄成分に石油由来の界面活性剤や香料などが加えられた「合成洗剤」が多用されています。これらは環境中で分解されにくく、成分の一部が生態系に悪影響を与える場合があります。
福岡県宗像市地島では、3ヶ月間合成洗剤ではなく無添加石けんを住民に使用してもらい、環境への影響を調査する実験が行われました。水質や微生物調査から、無添加石けんを使うことで汚染を減らすことができると説明がありました。
また、近年では香りの強い洗剤や柔軟剤の多用により、「香害」とも呼ばれる化学物質過敏症も増えているそうです。
暮らしを快適・便利にする洗剤の環境への影響を学び、私たちに実践できる行動について考える機会になりました。


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