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【終了しました】アンモナイト化石のレプリカを作ろう!

2023年8月20日(日)実施
数億年前の実物のアンモナイト化石を観察し、型を取ってレプリカを作ります。化石と自然環境の関係や、アンモナイトの進化の不思議について学びましょう。レプリカは家で絵具などで色を塗り、オリジナル作品を完成させてください。
使用した本物のアンモナイトもお持ち帰りいただけます。

日時2023年8月20日(日)10:30~12:00(受付は10:15~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生(小学2年生以下は保護者同伴)
講師蝦名 元氏(一般財団法人 進化生物学研究所研究員)
定員12名(抽選)
参加費700円
持ち物筆記用具・アンモナイト・レプリカを持ち帰る袋(サイズ…直径4cm程度)

【当日の様子】
まず最初に、化石とは、昔の生物の遺体や生活の跡などが、砂や泥などの中に埋もれて何千年~何億年という長い年月がかかり、地層の中に残されたものだと説明があり、化石ができる過程について学びました。化石には様々なタイプがあり、その中の一つである生痕(せいこん)化石と呼ばれるタイプは、足跡や排泄物など、生物の生活の跡が残されたものが含まれ、その生物がどれぐらいの歩幅で歩いていたのか、単体でいたのか群れでいたのか、また、どういう物を食べていたかなどがわかるとのことです。更に、化石を見ると、地層ができた時代のことや、その当時の環境を知ることができます。例えば、サンゴの化石が出てきた場合は、当時その場所は暖かくてきれいな浅い海底であり、マンモスの化石が出てきた場合は、寒い気候であったことなどがわかると説明がありました。
次にアンモナイトを観察し、その生態について学びました。大きさが時代によって異なり、多くは数cm~数十cmでしたが、最大で4~5mになる巨大な個体も存在しており、歯形が残る化石からは、大型補足動物の獲物になっていたと推測されるそうです。また、殻の内部には隔壁と呼ばれる壁で仕切られた小部屋がたくさん見られ、本体は一番外側の部屋に入っていたとされます。
ワークショップでは、アンモナイトの型を取った後、石こうでレプリカを作りました。
化石ができる過程や、当時の自然環境との関係を学ぶ機会になりました。


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