ECOパレット講座「マダガスカルにみる植物の進化と森林保全」を開催しました

1月19日(土)
(一財)進化生物学研究所研究員の橋詰二三夫氏を講師に迎え、「マダガスカルにみる植物の進化と森林保全」講座を開催しました。まずはマダガスカルの花、果物、野菜、米が売られている市場の写真を交えて、現地の生活や、マダガスカル人のルーツ、世界生産量の9割を占めるバニラの生産過程についての解説がありました。その後、日本でも有名なバオバブの生態や、地域別による生息植物についての解説がありました。次に、マダガスカル固有の植物は、家の建材や薪炭として使用されるため、伐採が続いていることや、放牧や耕作のための日常的な野焼きによる森林破壊の現状を学びました。最後に、講師が所属する研究所が母体となって行う、森と住民の生活を守るマダガスカル森林保全活動について解説がありました。森林保全を進めるには、現地の人の立場に立って考えることが重要だと知る機会になりました。

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