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【終了しました】国産材を使った収納ボックス作り

2024年3月20日(水・祝)実施

国産材を使って、フタ付きの収納ボックスを作ります。小物入れなど、様々な用途で使用することができます。レクチャーでは、国産材が使われなくなった原因や、その結果森が放置されることで起きている様々な問題について学びます。国産材を使うことが環境保全や社会配慮、SDGsとどのようにつながっているかについても考えます。また、社会情勢と木材の関わりについて学び、変化する社会の中で木材をどのように利用していくべきかを解説します。
木のモノづくりを通して、そのぬくもりを感じ、国産材を使うことの大切さを考えましょう。

※講座ではキリ・金づちを使用します。

日時2024年3月20日(水・祝)13:30~15:30(受付は13:15~)
会場港区立エコプラザ
対象 港区在住・在勤・在学の中学生以上の方
港区在住・在学を中心とした中学生以上の方※区外の方も参加できます
講師新木場座

東京木材青年クラブ
定員12名(先着)
参加費2,500円
持ち物筆記用具、収納ボックスを持ち帰る用の袋(サイズ…高さ18cm×幅23cm×奥行21cm程度)

【当日の様子】
まず最初に、国産材利用の現状についての説明がありました。日本の木は戦後に植林された人工林が多くあります。しかし、現在その木が伐採適齢期を迎えているにもかかわらず、価格の安い輸入材の需要が高いために日本の木は使われず、放置されています。その結果木が密集して深くまで根を張れなくなってしまったことにより、土砂崩れなどの原因になっているとのことです。その後、社会情勢と木材とのかかわりについて説明がありました。コロナ禍が木材に与えた影響として、木材の需給のバランスが崩れ、価格がそれまでの倍以上となる「ウッドショック」がありました。現在でも、円安の進行でほとんどの輸入材が高騰しているとのことです。また、世界的に木材資源量は減少しており、より貴重なものになっていくため、今後も価格が下がることは考えにくいとのことです。
ワークショップでは、国産材のスギを使った収納ボックスを作りました。木を貼り合わせたりヤスリをかける作業で、木の手触りや香りを感じることができました。
講座を通じて、木に触れ合ってぬくもりを感じ、社会と木材の関りについて学ぶ機会になりました。


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