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【終了しました】【オンライン】みなとSDGs vol.6~「サーキュラーエコノミー」から考えるSDGs~

2020年11月10日(火)実施

世界が取組む持続可能な世界を実現するための目標が「SDGs(Sustainable Development Goals)」です。 そのSDGsにどう取組めばいいのかを考える連続講座の第6回目です。今回は、資源を循環させるビジネスモデル「サーキュラーエコノミー」について解説します。
私たちの生活は、水や木、空気、石油などの有限な資源を大量に消費し、資源不足の問題を抱えています。また、使用した製品の多くはゴミとなり再利用されず、一部は海や森などの自然の生態系に大きなダメージを与えています。
「サーキュラーエコノミー」は、これまでゴミとなっていた製品や原材料などを新たな「資源」として再利用し、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みです。
サーキュラーエコノミーについてのレクチャーとグループワークを通じて、地域資源を活かし持続可能な社会を実現するための方法や考え方について学びます。 日々の暮らしや企業活動、地域でできることを一緒に考えてみませんか?

※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取組むユニバーサル(普遍的)なものです。
(外務省ホームページより引用 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

日時2020年11月10日(火)18:00~20:00(受付は17:45~)
会場オンライン(ZOOMミーティング)
対象港区在住・在勤・在学の小学生以上の方(グループディスカッションを予定しているため小学生は保護者同席)
講師奥野 光久氏 (一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン 職員)

【プロフィール】
2014年ジョージワシントン大学卒業後、2015年に日系コンサルティングファームへ入社。その傍らで350.org Japanに参画。2019年11月からはゼロ・ウェイスト・アカデミーへ。ゼロ・ウェイストに包括されたサーキュラーエコノミーの在り方を経験。2020年4月からZero Waste Japanの総務/経理スタッフとして活動中。また、2019年7月からは認定特定非営利活動法人 Living in Peaceにて、ファンドのリスク分析やレポート配信チームの一員として活動中。

松尾 沙織氏(SDGsライター/ACT SDGs主宰/ダイベストメントコミュニケーター)

【プロフィール】
2011年の震災をきっかけに、当時の働き方や社会の持続可能性に疑問を持ち、「ソーシャルデザイン」という言葉を広めたNPO法人グリーンズのライターインターンに応募、同団体の編集学校を卒業。登壇やSDGs講座コーディネート、勉強会を主催。また「ダイベストメントコミュニケーター」として、気候変動の問題を広める活動をしている。現在はフリーのライターとして、さまざまなメディアで「SDGs」や「サステナビリティ」を紹介する記事を執筆。
定員28名(先着)
参加費無料
共催みなと環境にやさしい事業者会議mecc

【当日の様子】
「サーキュラーエコノミー」は、現在のリサイクルモデルを越える、次世代モデルと言われています。これまでは、物作りには必ず廃棄物が出ること、また使用済みとなった商品もゴミになることが前提でした。その一部を再利用する仕組みがリサイクルです。「サーキュラーエコノミー」は、そもそも物作りの段階でゴミを出さない仕組みを構築し、資源や商品の価値を維持したまま再利用していくことを目指します。
また、港区では一人が1日に出す家庭ゴミの量は平均574gで、そのうちの34.3%を生ごみが占めています。事業ゴミでも、生ごみの割合が一番高く、排出量を減らし資源化していくことが重要であると説明がありました。
レクチャーの後、参加者同士でグループディスカッションを行い、「港区でできるアクション」について話し合いました。
講座を通じて、私たちの暮らしや企業活動を見直し、資源が循環する仕組みについて考えるきっかけとなりました。


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