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【終了しました】みなとSDGs vol.8~「食」×「サーキュラーエコノミー」 レストランでできるSDGsアクションを考えよう!~
2021年3月9日(火)実施
世界が取組む持続可能な世界を実現するための目標が「SDGs(Sustainable Development Goals)」です。 そのSDGsにどう取組めばいいのかを考える連続講座の第8回目です。
「サーキュラーエコノミー」は、廃棄対象とされていたものを、「資源」として活用する仕組みです。今回はメディアやレストランの方を講師に迎え、「サーキュラーエコノミー」の考え方や国内外の事例を学びます。また観光庁の方から、先進国の観光を通して地域を持続可能にしていく取組を紹介します。持続可能な観光とは何か?という視点も交えながら、港区で出来るSDGsアクションをグループワークを通して考えます。
※グループディスカッションによる意見交換の時間があります。
※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取組むユニバーサル(普遍的)なものです。
(外務省ホームページより引用 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)
日時 | 2021年3月9日(火)18:00~20:00(受付は17:45~) |
会場 | オンライン(Zoomミーティング) |
対象 | 港区在住・在勤・在学の小学生以上の方(グループディスカッションを予定しているため小学生は保護者同席) |
講師 | 瀧田 桃子氏(IDEAS FOR GOOD Business Design Lab 事業開発担当) 【プロフィール】 大学時代はビジネス・経済学を専攻し、留学先の大学では会計学を学ぶ。ヨーロッパ周遊をきっかけにビジネスや経済の在り方に疑問を持ち、サーキュラーエコノミーの概念に関心を持つ。サステナビリティやサーキュラーエコノミーを軸にリサーチや事業の戦略立案、イベント企画・運営、記事執筆・編集などに従事。 福田 聖太朗氏(国土交通省観光庁 外客受入担当参事官室) 【プロフィール】 2018年4月、国土交通省に入省。航空局に配属された後、2019年7月より現職。配属当初は、訪日外国人旅行者の受入環境整備を進めるべく補助金の交付等を担当。2020年9月より、同年6月に公表された「日本版持続可能な観光ガイドライン」のモデル事業等、持続可能な観光に関する業務を担当。同ガイドラインを普及させることで、将来的に全国の観光地においてガイドラインに基づいた持続可能な観光地マネジメントが行われるよう、業務に携わっている。 生江 史伸氏(レフェルヴェソンス シェフ) 【プロフィール】 「レフェルヴェソンス」は2018年アジアのベストレストラン50で「サステナブルレストラン賞」を受賞、「ミシュランガイド2021東京」で、三つ星、および持続性への積極的取組みについてのグリーンスターを獲得。「ブリコーラジュ ブレッド&カンパニー」でも食のアップサイクルに挑むなど、食を取り巻く環境問題・社会問題に向き合い発信している。 <当日進行役> 松尾 沙織氏(SDGsライター/ACT SDGs主宰/ダイベストメントコミュニケーター) |
定員 | 30名(先着) |
参加費 | 無料 |
共催 | みなと環境にやさしい事業者会議mecc |
【当日の様子】
環境に配慮した「持続可能な観光」について説明がありました。経済優先の観光は、環境破壊や地域住民の生活環境へ悪影響を及ぼすリスクがあります。「持続可能な観光」は、地域の経済的自立だけでなく、自然環境や地域コミュニティー、文化的資産の持続性を見出すことが大切とのことです。
レストラン業界のサーキュラーエコノミーについて、8つの事例を元に説明がありました。スーパーの廃棄食材を一流シェフが調理するレストランや近隣の有機農家から食材調達する地産地消のレストラン、食品廃材を利用した循環型食器「edish」を導入している居酒屋などの紹介がありました。
講師がシェフを務めるレストラン「レフェルヴェソンス」からは、廃棄していたパンの耳を利用してビールを作る事例の紹介がありました。
レクチャーの後、参加者同士でグループディスカッションを行い、「レストランでできるSDGsアクション」について話し合いました。
講座を通じて、環境に配慮した食の現場の先進事例を学び、資源が循環する仕組みについて考えるきっかけとなりました。