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【終了しました】環境まち歩きインタープリター養成講座

「港区の環境に関する歴史・文化・自然と親しむためのまち歩き講座」を企画できる人材を育成する連続講座です。環境問題を考えるには、世界的に言われている気候危機、海洋汚染、水質汚染、森林破壊などの「大きな物語」と、自分のまちで実際に起きている「小さな物語」を結びつけることが大切です。それを体験とともに提供できるのがまち歩きです。

この講座では、各地で環境をテーマにしたフィールドワークやまち歩きを実施している水ジャーナリストの橋本淳司氏を講師に迎え、講義と実習を通じて、まち歩きを企画するための仲間づくりを行い、 「街や地域を広い視野で読み解く視点」 「小さな出来事から問題を発見する視点」「参加者の学びを深める場づくりのスキル」について学びます。また、安全にまち歩きを実施するためのルート選びや持ち物、注意点なども学びます。講座の後半は、みなさんが企画したまち歩きを実際の現場で実施します。講座と講座の間には、Zoomによるオンライン交流会を実施し、講座の振り返りや気づきを共有する機会を作ります。まち歩きが好きな方、環境をテーマにしたまち歩きに関心がある方、ぜひご参加ください。

※講座の修了者はエコプラザ・コミュニティー・メンバー(ECM)に登録が可能で、希望者はエコプラザでまち歩き講座のインタープリターとして企画に参加することができます。

※エコプラザ・コミュニティ・メンバー(ECM)とは …エコプラザの指定講座を修了した方を中心に、学んだ知識を活かし積極的に社会に貢献していただくための会員制の環境活動グループです。登録者は、 エコプラザのサポーターとして企画や講座などの運営ボランティアに携わることができます。

ご利用者のみなさまへ」をご一読の上、ご参加ください。

日時2023年12月~2024年3月 全5回+オンライン交流会3回(2月、グループによる自主活動期間あり)

【日程】
<講座>
第1回 2023年12月9日(土)  ~テーマを設定し街を探求する~
第2回 2023年12月16日(土) ~やってみたいまち歩きのコースづくりを実践~
第3回 2024年1月21日(日)  ~グループでまち歩きプランを考える~
第4回 2024年3月9日(土)  ~A、Bグループのまち歩き実施~
第5回 2024年3月24日(日)  ~C、Dグループのまち歩き実施~

<オンライン交流会>※講師は参加しません
第1回 2024年1月10日(水)
第2回 2024年2月13日(火)
第3回 2024年3月18日(月)

【時間】
講座 13:30~16:00(受付は13:15~)
オンライン交流会 18:30~20:00(受付は18:15~)
会場講座:第1回~3回 港区立エコプラザ
    第4、5回 港区内
交流会:オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした18歳以上の方(区外の方も参加できます)
講師橋本 淳司氏(水ジャーナリスト/武蔵野大学工学部環境システム学科 客員教授)

【プロフィール】
学校、自治体、企業などと連携してさまざまな環境プロジェクトを行う。海外では、中国での節水教育担当者育成プロジェクト、インドでの雨水活用コミュニティづくり、国内では、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクール、ワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム拠点校において、探究学習や「主体的・対話的で深い学び」を実現するための授業プロデュースを行う。水、食、エネルギー、森の循環を考えるまち歩き講座は人気。社会課題の解決に貢献した書き手として「Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2019」受賞。
定員20名(先着)
参加費無料
持ち物筆記用具
【屋外講座時】水分補給用の飲み物
服装【屋外講座時】歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
第1回 2023年12月9日(土)実施
前半は、自己紹介をした後、「葉っぱコレクション」というアクティビティを実施しました。選んだカードに書いてある「つるつるしたもの」「ふわふわしたもの」「不思議な感じがするもの」などのお題にあった葉っぱを、エコプラザの周辺を歩き探しました。「普段何気なくみている葉っぱも、意識して見ると様々な葉っぱや花がある」「思ってる以上に多様な植物があった」などの意見がありました。インタープリターは、地域資源(自然、歴史、文化、など)と人をつなげる役割があり、アクティビティを使うことで、普段は見過ごしている地域資源に意識を向けさせ、つながりを生むことができると説明がありました。後半は、「誰かを連れていきたい場所」をテーマに、グループディスカッションを実施しました。「附属自然教育園」「芝公園」「ご近所ラボ新橋」「マイクロモビリティで巡る青山墓地」などの意見がありました。街歩きを企画する際、参加者を連れていきたい場所を明確にし、そこにある地域資源について理解するよう心掛けることが大切であると説明がありました。講座を通じて、インタープリターの役割と心構え、アクティビティの有用性について学びました。

【当日の様子】
第2回 2023年12月16日(土)実施
レクチャーでは、インタープリテーションの6つの形について説明がありました。基本の形として「説明型(一方向)」「やりとり型(双方向)」「参加者主体型」の3つがあり、人が直接解説する場合、説明型は「レクチャー」、やりとり型は「クイズ」、参加者主体型は「アクティビティ」などを活用して企画します。間接的に解説する場合、説明型は「展示」、やりとり型は「体験型展示」、参加者主体型は「セルフガイドシート」などを活用して企画します。街歩きを企画する際は、目的に応じてレクチャーやクイズ、アクティビティを組み合わせることが大切であると説明がありました。
後半は、参加者を3グループに分け、グループごとにエコプラザとその周辺をフィールドにした15分の街歩きを企画し実施しました。1つ目のチームは「SDGsアクションを探す」街歩きを企画しました。段ボール素材の受付机、廃校になった学校の椅子などを見つけ共有しました。2つ目のチームは「環境にまつわるものを探す」街歩きを実施しました。ビオトープで見かけた鳥、多様な植物や水槽の動物、屋外の太陽光発電と風力発電などを発見し共有しました。3つ目のチームは「エコプラザポエム」というアクティビティを実施し、エコプラザ内の印象的なものを使って、「エコプラ」の4文字のそれぞれを頭文字にしたポエムを作成し共有しました。最後に、実施してみた感想を全体でシェアしました。参加者からは「普段は気づかないエコプラザの魅力に気づけた」「インタープリテーションの意義をよく理解できた」「物への気づき方が勉強になった」などの意見がありました。
講座を通じて、街歩きを企画する際のポイントや考え方を学び、環境をテーマにした街歩きを実践する機会となりました。

【当日の様子】
第3回 2024年1月21日(日)実施
前半は、エコプラザ内を歩き「9つの資本」を探すワークショップを実施しました。9つの資本の詳細は「生命資本」「金融資本」「知的資本」「文化資本」「社会資本」「経験資本」「精神資本」「余裕資本」です。参加者からは「生命資本として、館内の植物や水槽の生き物、ビオトープなどがあった」「エコプラザ内の蔵書は、知的資本であると同時に、書かれている内容は様々な資本に当てはまる」「今日のようなワークショップを通じて、社会資本(関係性)が生まれている」などの意見が上がりました。街にある資源は、解釈の仕方で様々な価値を見出すことができます。様々な切り口を事前に用意することで、参加者の視点を広げることができると説明がありました。
後半は、第4回、第5回のグループ実地研修に向けて、実際のまち歩きの企画作りをグループに分かれて実施しました。課題は「エコプラザ発着の1時間以内の環境まち歩き」です。初めに、エコプラザ周辺の地図を見ながら屋内で打合せを実施し、その後、実際にエコプラザの外をグループごとに下見しました。最後に、現在の企画の進捗状況を全体でシェアしました。
講座を通じて、街の価値を広い視点で読み解く方法を学び、実際のまち歩きを企画する機会となりました。

【当日の様子】
第4回 2024年3月9日(土)実施
まず最初に、受講生Cグループにより作成されたまち歩きの実施研修を実施しました。エコプラザのビオトープからスタートし、街中にある自然を見つけながら、芝大神宮を目指して歩きました。ビルや道路の植え込みに咲いていたカタバミ、スミレ、ノースポールなどを観察しました。芝大神宮では、参道の街路樹として植えられているイチョウを観察し、火に強い特徴があるため防災用として街路樹に植えられていることが多いと説明がありました。
後半は、エコプラザに戻り、まち歩きの振り返りと改善点について話し合いました。良かった点としては「参加者も知っている情報を共有できる参加型で学びになった」「新しい街の見方を得られた」「歩行者が来ますなどの声かけがあり安全面も意識できていた」などがありました。今後の改善点としては「時間配分と役割を明確にする」「歩くルートの地図や説明資料の準備」「最後に参加者の振り返りの時間を設ける」などがありました。
講座を通じて、実際のまち歩きインタープリターの体験をし、必要なノウハウについて学ぶ機会となりました。

【当日の様子】
第5回 2024年3月24日(日)実施
まず最初に、受講生Aグループが企画したまち歩きを実施しました。エコプラザから出発し、芝大神宮を目指して歩きながら、木に関するビンゴカードを活用し、街路樹などの街の木を観察しました。ビンゴカードには「高い木」「低い木」「つるつるした木」「つぼみ」「区の木区の花」などが書いてあり、キーワードに該当する木を見つけたらチェックをします。普段何気なく歩いている道でも、木の特徴を意識して観察することで、様々な特徴の木が街中に立っていることが分かりました。芝大神宮では、生姜塚について説明がありました。以前、芝大神宮周辺は生姜畑が広がっており、神前に生姜を供える習慣があったとのことです。エコプラザに戻り、振り返りをして、Aグループのまち歩きは終了しました。
休憩のあと、後半はBグループのまち歩きを実施しました。こちらのグループでは、ごみ拾いをしながら芝大神宮を目指しました。プラスチックの欠片や空き缶、またタバコの吸い殻が非常に多く落ちていました。途中、「シマトネリコ」という木が植えられている場所があり、その後も、ブロック塀の下の隙間や、家と家の間、駐車場など、様々な場所でシマトネリコが生えていることを観察しました。シマトネリコは、成長が非常に早い木で、近年、新築のビルや家の植え込みに植えられることが多いが、繁殖力が非常に強く、風などで花と種が飛び、新しい場所で発芽して、もともと生えていた植物の成長を阻害してしまうことがあるとのことです。
最後は、第1回からこれまでを振り返り、インタープリターに必要な技術について復習しました。
講座を通じて、アクティビティを活用しながら、自然を感じ、環境を学ぶためのまち歩きの企画と進行のノウハウについて学ぶ機会となりました。


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