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【終了しました】都市から森を育てるvol.4~木と人が関わる喜び、新しい価値観と選択肢とは?~
2021年3月24日(水)実施
林業の現状や課題を知り、都市に暮らす私たちが出来ることについて、全4回のレクチャーを通じて考える連続講座です。最終回は、「都市林業」「製材業」「林業」の視点を総括し、「木のある暮らしの価値と新しい選択肢」をテーマにトークセッションを行います。林業は、外国産材との競争や国内市場で生き残るため、「大規模化」の傾向が進んでいます。一方で、地域の特性や木の個性を活かすことの価値を問い直す動きも増えてきています。講師が取組む「都市森林プロジェクト」を例に、木と触れる喜びから生まれる選択肢と可能性について、みなさんと一緒に考えます。
※グループディスカッションによる意見交換の時間があります。
日時 | 2021年3月24日(水)18:00~20:00(受付は17:45~) |
会場 | オンライン(Zoomミーティング) |
対象 | 港区在住・在勤・在学の中学生以上の方を中心にどなたでも |
講師 | 湧口 善之氏(都市森林株式会社 代表取締役) |
定員 | 40名(先着) |
参加費 | 無料 |
【当日の様子】
街の木を増やし大きくすることは、大きなコストを抱えることになります。毎年の剪定や落ち葉の処理、害虫駆除などの人件費や、枯れた木の倒木のリスク対策、伐採に対する住民からの要望や反対運動への対応などです。これらのコストを考えると、街の木を減らし大きく育てないことは合理的な選択となります。街の木を無理なく活用していくためには、コスト以上の価値を増やしていくことが大切です。例として、街路樹を木材として活用することを前提に植え育て、頃合いを見て伐採し、新しい苗を植えたり、木を活かすプロセスに地域の人も関わり、住民同士が繋がれる機会を作ることが挙げられました。木や人と触れることの喜びが共有され、木をもっと活用したいと思える自然な仕組みをつくることが大切であるとのことです。
講座を通じて、街の木の現状を知り、これからの木との関わり方について考えるきっかけとなりました。