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【終了しました】映画『グリーン・ライ~エコの嘘~』上映会
2022年12月4日(日)実施
買い物をする際、「環境に優しい」とされる商品を見たことはありませんか?買うだけで環境保全に繋がったり、リサイクル素材を用いているなどと宣伝する商品もあります。しかし本当にそうした商品を買うことがエコにつながるのでしょうか?実際には環境に大きな負荷をかけているにも関わらず、表面上、環境に配慮しているかのように見せることをグリーンウォッシングと呼びます。この映画は、そういったグリーンウォッシングの裏側に迫るドキュメンタリーです。
「環境に優しい」買い物とはどのようなことなのか、一緒に考えてみませんか?
※映画は日本語字幕版で上映します。
日時 | 2022年12月4日(日)14:00~16:00 (受付は13:45~) |
会場 | 港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方 (区外の方も参加できます) |
定員 | 30名(先着) |
参加費 | 無料 |
持ち物 | 筆記用具 |
【当日の様子】
まず、パーム油について注目していました。日本では「植物油」とも表記され、安価なため、チョコレートなどの食品、洗剤や化粧品などあらゆる大量生産の製品に使用されます。インドネシアのスマトラ島では、パーム油の原料となるアブラヤシ農園を作るために、人為的な火災で広大な熱帯雨林を焼き払います。農園は一見すると植物に覆われ、自然が豊かに見えますが、収穫効率のため農薬を撒き、大規模な単一栽培をするため、土壌は劣化し生物多様性は失われています。
企業は、持続可能な栽培法で作られたパーム油を使用しているとし、国際的な認証を取得していますが、実際の生産状況とは異なるケースがあるそうです。これは、生産現場から搾油会社、そして製造会社へと複数の会社を介して商品を扱うことで、トレーサビリティが不十分になる場合があるということです。
しかし現状では、こうした認証への条件や、広告表現への法規制を実施している国は非常に少ない状況だと問題提起がありました。
映画の鑑賞を通して、現代の大量生産・大量消費の在り方について疑問を持ち、生産者や地球環境への負荷を考えた上で行動する重要性を学びました。