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【終了しました】今からでも遅くない!洋上風力発電について知ろう

2023年12月1日(金)実施

政府は、脱炭素社会に向けて2030年までに総発電量における再生可能エネルギーの比率を36~38%にするという目標を設定しました(第6次エネルギー基本計画より)。その達成に向けて注目されているのが、洋上風力発電です。現在日本で見られる風車は陸上に設置されていますが、洋上風力発電は海上に風車を設置します。洋上風力は陸上風力に比べ強く安定した風が得られます。さらに日本は広い海域を保有しており多くの風車の導入ポテンシャルがあることから、洋上風力発電は「再生可能エネルギー普及の切り札」とも言われ、注目を集めています。
この講座では、洋上風力発電の基本から、今後の展望についてをやさしくお伝えします。すでに洋上風力発電が浸透しているヨーロッパとの違い、日本で洋上風力発電を進めている地域について、政府の2030年目標は達成できるのかどうか、などを解説します。さらに、港区の海に風車が立ち並ぶ未来の可能性についてや、洋上風力以外の海洋再生可能エネルギーについても解説します。脱炭素社会に向けて、洋上風力発電の取組を学びましょう。

日時2023年12月1日(金)18:30~20:00(受付は18:15~)
会場オンライン(Zoom)
対象港区在住・在勤・在学を中心とした中学生以上の方(区外の方も参加できます)
講師竹山 優子氏(東京海洋大学 准教授)
定員30名(先着)
参加費無料

【当日の様子】
まず最初に、地球温暖化や、風が吹く仕組みについて説明がありました。また、海洋再生エネルギーについて説明がありました。海洋再生エネルギーには、波が持つエネルギーを電気に変換する発電方法である波力発電や、潮の満ち引きによって生まれる運動エネルギーを利用する発電方法である潮力発電などがあります。これらは現在研究途中であり、まだ経済的に使用できる段階には至っていないとのことです。次に、洋上風力発電について説明がありました。洋上風力発電は、安定して強い風を利用できることがメリットである一方、渡り鳥や海洋生物などの生態系への影響が未知であることがデメリットです。洋上風力発電を推進するためには、事業者・地元住民・政府の三者の連携が大切であると説明がありました。また、私たちにできることは、様々な情報源から情報を集め、エネルギーやエネルギー政策について関心を持つことであると説明がありました。
講座を通じて、洋上風力発電の基礎について学び、また洋上風力発電の発展を実現するために私たちにできることについて考える機会になりました。


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