【終了しました】はじめての木工講座〜木箱をつくりながら学ぶ森のこと~【全8回】

2019年5月~12月実施
森林や環境のことを学び、木材や道具の扱い方も習得できる、全8回の連続講座が開講します。
日本の森の環境と現状を知り、そこにある木々が国産材として利用される過程について学びます。木工体験を通して、森と都会の生活が木でつながっていることを認識し、森と都会の密接な関係を見いだす力を養います。木に触れる体験は自然環境を深く意識することにつながり、環境保全への関わり方のヒントになります。
講座は毎回レクチャーとワークショップを行います。レクチャーでは、 国産材の生産地である日本の森林の環境、木が木材になり建材や家具になるまでの工程について学びます。 ワークショップの前半では、木に触れて簡単な工作をすることで素材としての木について学び、道具の使い方を実習します。後半は作品制作を通して、木工の基礎を学びます。簡単な玩具作りから始め、木箱制作で木工の基礎技術を習得します。家具の補修や廃材の木くずやおが屑の活用についても実習する予定です。
講座の修了者はエコプラザのECOメイトに登録できます。ECOメイトの登録者は、 エコプラザのサポーターとして企画や講座などの運営ボランティア活動に携わることができます。また、森と木の学びを深めるためにエコプラザの工具を使い木工作業の自習ができるなど、エコプラザの場を環境活動の学びと取組に活用する目的で利用することができます。

日時①2019年 5月16日(木)18:30~20:00
②2019年 6月20日(木)18:30~20:00
③2019年 7月18日(木)18:30~20:00
④2019年 8月15日(木)18:30~20:00
⑤2019年 9月19日(木)18:30~20:00
⑥2019年10月17日(木)18:30~20:00
⑦2019年11月21日(木)18:30~20:00
⑧2019年12月19日(木)18:30~20:00

全8回の講座の後の活動の予定です。
1月:自主制作活動(作品の仕上げ期間)
2月:自主制作活動(作品の仕上げ期間)
3月:作品発表展
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在勤・在学の中学生以上の方を中心にどなたでも
講師湊 泰樹氏(建築家)
定員20名(抽選)
参加費3,000円(全8回分)

【当日の様子
第1回 5月16日(木)「樹と材木の関係。道具の説明」 
樹木と木工材の関係や、生活の中での国産材の使われ方、道具の使い方について説明がありました。ワークショップでは木のアクセサリー作りを通じ、工具の安全な使い方と木材の特徴を学びました。身近な木の活用法や、種類ごとの硬さや香りの違いを体験しました。国産材の樹種と材としての特徴を学びました。

第2回 6月20日(木)「日本の林業。間伐材で鉛筆作り」
日本の森は、林業従事者の高齢化と新規参入者不足により荒廃が進んでいるが、国産材を使うことが林業の衰退を抑制し、森の維持に繋がり、そのために間伐が必要であると説明がありました。 ワークショップでは 1本の木のどの部分が建材や家具の材料になるかの説明があり、木が木材として使われるまでの工程を学び、鉛筆を作りました。国産材の利用と間伐の必要性について学びました。

第3回 7月18日(木)「国産材の種類。小さな箱作りで工具の実習」
国産材の種類や特性の説明があり、個体の特性を生かした活用をするには経験と知識が必要だということを学びました。ワークショップでは単行本サイズの箱を作りました。部材の切り出し、加工、組み立ての工程で道具の使い方を学びました。

第4回 8月15日(木)「植林と材木。間伐材の加工の体験」 
国産材自給率は昭和30年の約90%から現在は約30%まで低下しています。東京の青梅は江戸時代から林業が盛んで材木供給のため大規模に植林が行われました。現在は需要減少により植林地が荒れ、このままだと良質な国産材が枯渇する恐れがあるそうです。ワークショップでは東京のヒノキの間伐材を使用し、カッティングボードやパネル、トレイなどを作りました。良質な木材は健全な森から生まれることを実感できる機会となりました。

第5回 9月19日(木)「家具の修理修復について。国産材家具の改修体験」 
国産材の杉を使った家具の手入れ方法を学びました。家具を修理修復することで、家具の見た目や機能面が改修でき長期的に利用可能になると説明がありました。ワークショップでは手入れ方法の実習を通じ、自然塗料の安全性とコーティングによる劣化防止や防腐、防虫の役割を知りました。また、次回から制作する作品のデザインや部材の寸法だしの工程などについて学びました。

第6回 10月17日(木)「国産材木の特徴。デザインと図面の作成」 
オリジナル作品制作に向け、今まで学習した材の樹種の選定から仕上げまでの工程を踏まえ、デザインの決定とパーツ図の作成方法の詳細な説明がありました。ワークショップではデザインと図面作成をしました。材料を無駄にしないための図面製作と樹種ごとの特徴を知り材料を活かす方法を学びました。

第7回 11月21日(木)「国産材の産地について。部材の切り出し」
加工利用する場所に近い森から切り出された木材を使うことは、運搬のエネルギーが少なく環境に負荷をかけないと説明がありました。オリジナル作品用の黒系の杉材はあきる野産、ピンク系は青梅産です。隣合う産地でも特徴が違うのは山や森の環境が違っている証拠です。近隣の産地を選ぶことでエネルギーの消費を抑え、より環境に配慮できることを学びました。

第8回 12月19日(木)「作品の制作作業。国産材の利用を考える」
制作に使用する木材は木工所の切り出し作業で出る規格外の端材で、建材としては使えない薄い部材です。建材としては使えませんが小さな家具や小物を作ることはできます。木工作品の制作を通して国産の杉やヒノキの、建材に適さない部材を無駄なく利用することを学びました。

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