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【終了しました】森と住まいについて考える
※本講座は、新型コロナウイルス感染症の都内での発生状況を踏まえ、感染の拡大を防止するため、オンライン開催(エコプラザ又は自宅等での視聴となります。)に変更させていただきます。
※エコプラザで受講される場合は、スクリーンでの視聴となります。
2021年1月20日(水)実施
もともと日本の住まいは木と土と草で作られており、木材自給率はほぼ100%でした。
その後新建材が生まれ、普通の木造住宅から高気密高断熱の鉄骨住宅に変わったことで、住まいから自然のものがどんどん失われました。
木がある暮らしの大切さを、講師が設計した保育園と、そこで過ごす園児の話を例にお話します。
森は使用し、人の生活と共存するべきものです。それをどうやって取り戻すのかという現代の問題と解決策を学びます。
日時 | 2021年1月20日(水)18:30~20:00(受付は18:15~) |
会場 | オンライン(Zoomミーティング)、港区立エコプラザ |
対象 | 港区在住・在勤・在学の中学生以上の方を中心にどなたでも |
講師 | 古川 泰司氏(アトリエフルカワ一級建築士事務所代表/住宅医/森林インストラクター) 【プロフィール】 武蔵野美術大学建築学科卒業後、’88年筑波大学院芸術学系デザイン専攻建築コース修了。 建築事務所や工務店に勤務後、’98年アトリエフルカワ一級建築士事務所設立。 林業、製材、職人をつないだ、地域の木を生かした建物の設計を行っている。 最近では、住宅医の資格を活かしながら、空き家活用で地域の空間資源再生を通した地域再生やコミュニティづくりにも取組んでいる。 |
定員 | 20名(先着) |
参加費 | 無料 |
持ち物 | 筆記用具 |
【当日の様子】
日本の国土の約66%は森林が占め、私たちの生活環境と深くつながっています。
その反面、木材自給率は37.8%と低く、国産材の使用が少ないことを学びました。持続可能な建築物を考える時に、木材は最も重要であり、国産材の活用がSDGsの中でどの目標に該当するかの説明がありました。
グラフを元に、鉄やアルミニウムと比べて木材は比強度が高いことや、熱を加えた時の強度の低下が緩やかであることを学びました。また、木造建築は木の持つ調湿効果で結露しにくく快適な室内環境が保たれたり、経過によって変わる色・風合いを楽しむことができるなどの特長があります。
講師は、林業者と消費者をつなぐネットワークの構築に取組んでいます。身近な木材を使い、次の世代も木材を使用できる森を育てることが重要との提言がありました。
講座を通して、日常に国産材を取り入れることの大切さを学びました。
※比強度とは・・・同じ重さで比べた時の強度のことです。