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【終了しました】春の自然観察会

新型コロナウイルス感染症の都内での発生状況に伴い、浜離宮恩賜庭園が当面の間閉園予定のため、本講座の会場を区立・都立芝公園に変更とさせていただきます。

2022年3月21日(月・祝)実施

歴史ある浜離宮恩賜庭園で春の植物や生きものの観察会をします。海水と淡水が流れる特殊な環境の庭園が織り成す自然に触れ、私たちの身近にある自然環境について学びます。この時期は、ハナモモ、桜、ボケなどが一斉に咲き、初めて春らしい彩りが見られます。花畑では、毎年菜の花が見事です。ハコベやタチツボスミレなどの草花にはモンキチョウ、ミツバチなどが蜜を吸いに集まってきます。水辺ではカワウが観察できます。

※雨天時、港区立エコプラザにて室内講座を行います。浜離宮恩賜庭園の植物や生きものの写真を使って解説します。

日時2022年3月21日(月・祝)10:00~12:00(受付は9:45~)
会場区立・都立芝公園(現地集合・解散)
※詳細は参加案内にてお知らせします。
対象港区在住・在学の4歳~小学生とその保護者
講師日本自然保護協会自然観察指導員
定員15組(抽選)
参加費無料
持ち物筆記用具、水分補給の飲み物、お持ちの方はルーペ
服装歩きやすい靴、服装、帽子(日傘の利用はご遠慮ください)

【当日の様子】
3グループに分かれて、自然観察指導員の解説を聞きながら、芝公園を散策しました。園内では様々な花が観察できました。ピンクの花をつけるベニバスモモは、サクラによく似ていますが花びらの先端に切り込みが入るソメイヨシノとは異なり、先端は丸まっているそうです。歩道沿いにシュロの木が生えていました。シュロは、実を食べた鳥のフンから新たに生えることで分布を広げます。樹皮が繊維質のため、昔からタワシやホウキとして使われていると説明がありました。階段のへりや石垣の隙間などではタチツボスミレが見られました。花をよく見ると蜜標(みつひょう)と呼ばれる模様がついており、これを目印に蜜を吸いに花に潜ったアリなどの虫に花粉が付き、運ばれる仕組みだそうです。
身近な環境にある自然に触れることで、生きものの多様性と環境のつながりについて考えるきっかけとなりました。


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