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【終了しました】メダカのボトルアクアリウム作り

2024年8月21日(水)実施

メダカを観察し、魚の体の仕組みを学び、ボトルアクアリウムを作ります。生きものの生活の様子や、食物連鎖について学び、生態系の大切さについて考えましょう。ボトルアクアリウム作りで、動物、植物、微生物による生態系の世界を再現し、自分だけのオリジナルアクアリウムを完成させます。野生メダカの種類や、環境の変化による影響についてもお伝えします。

※ボトルアクアリウムとは…ガラス瓶などの容器で、ヒーターやろ過装置などを用いずに、魚や水草を飼育すること。

日時2024年8月21日(水)①10:30~12:00 ②14:00~15:30(受付は各15分前~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学の小学生
講師蝦名 元氏(一般財団法人 進化生物学研究所研究員)
定員各回15名(抽選)
参加費500円
持ち物筆記用具、ボトルアクアリウムを持ち帰る袋(サイズ…縦15cm×横12cm程度)

【当日の様子】
まず最初に、自然界は生きもの、太陽の光のエネルギー、空気、水、土などがつながり一つの仕組みを作っており、それが生態系であると説明がありました。また、身近な生きもののつながりとして食物連鎖について学びました。どれかが絶滅するとそのバランスが崩れますが、どのような影響が出るかはわからないとのことです。また、人間は植物の光合成のように自分で栄養を作ることができないため、生きものを食べて生きており、その他にも建物や道具としての木材、服の素材、カビを原料とした抗生物質など、様々な命をいただいていると説明がありました。
ワークショップではメダカの体を観察し、オスとメスのヒレの違いを学びました。また、野生のメダカの種類や生息の分布、食性についての解説の後、水、ピンクサンド、マツモ、ヒメダカをガラス瓶に入れ小さな生態系を再現しました。
最後に、野生のメダカが環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されていることを学びました。主な原因として水田での農薬使用、川底をコンクリートにしたことによる川の流れの速度変化、外来種の影響が挙げられました。外来種は生きものが悪いわけではなく、私たち人間が持ち込み、放したりしたために起こっている問題であるため、最後まで責任を持って飼育することが重要です。
講座を通して、生きものが私たちに与えてくれている多くの恵みについてや、生態系を守ることの大切さを学びました。


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