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【終了しました】【全3回】東京新聞SDGsアクション! キッズチャレンジ3Days 第1回~ようこそ水辺のワンダーへ~ 

2023年7月8日(土)実施
ハゼを通じて東京湾の生物多様性について考える、東京新聞との共催連続講座です。第1回は東京湾と、その水を守る役割を持つ森との関係、水や自然の循環について学びます。レクチャーの後は、講師と参加者で意見交換を行います。身近な東京湾やそこに暮らす生きものたちについて、ハゼを例に学び、水の大切さや自然共生の大切さを考えます。

第2回 7月17日(月・祝)ハゼ釣りに挑戦 会場:墨田区北十間川(京成橋~十間橋の間 両岸)
第3回 8月26日(土)ハゼを食べ、海を語ろう 会場:中央区豊海 豊海おさかなミュージアム ランチルーム

※詳細は東京新聞のHPをご覧ください。

日時2023年7月8日(土) ①10:00~12:00 ②14:00~16:00(受付は各回15分前~)
会場港区立エコプラザ
対象港区在住・在学を中心とした小学生~中学生とその保護者(区外の方も参加できます)
講師橋本 淳司氏(アクアスフィア・水教育研究所代表/武蔵野大学客員教授)
定員各回20組(抽選)
参加費参加する回により異なります。詳しくは東京新聞のHPをご覧ください。
持ち物筆記用具
共催東京新聞

【当日の様子】
日本は水に恵まれた国ですが、世界には水がある所とない所があり、水がないと生活がどう変わるか、SDGsを交えた説明がありました。エチオピアでは、3時間も歩いて水源に水をくみに行く必要があり、女性や子どもがその役割を担っています。そのため、子どもたちは学校へ行く時間がなく、SDGsの目標4番の「質の高い教育をみんなに」、5番の「ジェンダー平等を実現しよう」の達成が困難です。また、畑で食べ物が作れないため、新鮮な野菜が摂れず、健康的な生活ができないなどの問題もあるとのことです。野菜栽培だけではなく、家畜を育てる場合、動物自身が摂取する水の他に、飼料となる穀物などを育てるための水も大量に必要であることを学び、私たちができることとして、食べ物を残さず食べることも水を大切にすることにつながると説明がありました。
また、森と水との関わりについて説明がありました。森や緑地があると、水は土に染み込みゆっくりと人の元に届きますが、森の木を伐りすぎたり、湿地を埋めたりすると水を貯える機能を失い早く流れてしまい、人や他の生きものが使えなくなる他、水害などの発生にもつながります。コンクリートの地面と、緑地がある地面を再現した装置に水を流す実験で、緑地が水を貯える機能を確認しました。
東京の地図を使ったワークショップでは、地図上にある多摩川と、水が高い場所から低い場所へ流れて集まる流域をなぞり、どの地点で雨が降ると多摩川に水が流れるかを学びました。上流の森の落ち葉や、土に含まれるミネラルなど様々な物質が雨水や地下水に溶け、川に流れ込むことで、そこに生息する生物や川辺の植物に栄養を運ぶため、流域は森、川、海を含めた広い範囲に影響を与えるとのことです。
水の貴重さを改めて感じると同時に、森や緑地の保全と水の関わりを学ぶ機会になりました。


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